見出し画像

60歳以上の医師の振り返り

とあるコミュニティで、60歳以上の医師への振り返り、人生良かったと思いますか?とのスレッドが立っていました。
60歳台のコメントが多くぼとぼちと70歳以上の方も投稿しています。

多くの方は医師になって良かったなと、仕事が充実していたと書いていました。
同時にもっとしたかったこと、留学、趣味の時間、家族との旅行などをあげています。研究、勉強という方もいます。素晴らしい!
書き込む人たちは後悔よりは豊かさを感じられます。
やったことへの後悔はないのです。

私の周りでも、60歳、70歳と年齢を区切って仕事をリタイアしたい医師が多いです。
実際そうなっているかと言えば、実は男女とも働いています。
医師不足の地方だからかもしれません。
家にいても仕方がないと思って働きに出る医師(特に男性医師)は多いのではないでしょうか?家族の希望とか。

人間いつ死ぬかわかりません。
私が師事した教授は二人とも60歳台で亡くなりました。
めちゃくちゃ仕事する人たちでした。
東京の医学部教授は激務なのでしょうか、私が勤務していた大学では毎年1,2人亡くなっていました。国立大学の教授より高齢だったかもしれません。

お二人のことを思うと老後は来ないかもしれない。
〇歳になったらxxするは一生来ないものと思い知らされました。
そして、脳卒中の患者さんで、仕事が終わったらxxしたかったのに、来年は旅行に行こうと思っていたのに、病気になってしまってと後悔する方を多く見てきました。患者さんよりも家族の方に後悔があります。
振り返ったら充実していたというかたは、60歳台、70歳台になって仕事でなくても、また新しいことを考えているようです。

やったことには後悔しない。
やらなかったことは悔いが残る。
60歳以上の意思の振り返りは他の職業と同じようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?