就活は運ではない―普通の大学生が就活を通じて変わった話—


はじめに

私は普通の女子大学生です。特に就活に有利な特技や経験もなく、試行錯誤しながら就活を続けていました。
正直、就活はそれぞれの人の持つ運で決まってくると考えていました。どんなに努力しても報われないこともあり、残酷な世界だと感じていました。
しかし、就活を通じて、就活が運だけではないことに気づきました。むしろ、運ではないのかもしれません。こういった気づきや学びに今回触れて記事を書いています。
また、就活においては、いくつかの壁にぶつかったこともありましたが、私自身がどういったところに苦戦し、それらをどのように乗り越えたのかというところにも触れています。
拙い文章ですが、ぜひ読んでいただければ幸いです。

固定概念や他人の意見にとらわれない

私が1番悩んでいたのは、どうしても固定概念や他人の意見にとらわれてしまっていたことです。就活中は特に、自分自身の意見に自信が持てず、他人の意見に流されてしまうことが多くありました。
例えば、女性だから将来を見据えてゆったり働くべきだとか、両親の意向通り地元で長く働くことのできそうな企業を探すべきだとかは常に頭から離れませんでした。今思えば、自分自身の考えを犠牲にしていたのかなと思います。
そのため、企業に合わせた就活の軸を作ってしまっていましたが、選考を受けている中で「本当にこのままこの企業に就職して幸せなのかな」と疑問に思うことが増えていきました。
そんな中、自分が将来本当にやりたいことは何なのか、そのためにどのような仕事をすれば良いのかといった「自分の意思でキャリアを選択していく」手助けをしてくださったのがinteeでした。
それまでの私は、自己分析や過去の経験から得られた学び、形成された価値観を振り返ることはあっても、それを将来と結びつけて考えることができていなかったのではないかと思います。幼少期から変わっていない価値観や、反対に、何かがきっかけで変わった価値観を踏まえ、将来どのような人になりたいか、というところが大切であると気づかされました。
自身のことを自ら人に話すことにためらいの気持ちがあった私ですが、inteeを通じて、少しずつ自己開示ができるようになり、自身の考えにも自信を持てるようになりました。
他にも、就活において重要である、大人と話す機会を多く提供してくださったこと、納得して就活を終えることができるよう一緒になって自己分析をしてくださったこと、親身に相談に乗ってくださったことが私自身の自信にも繋がりました。
この自信は就活で完結している訳ではありません。過去、現在、そして将来の私自身に対する自信というところも培うことができたと思っています。

intee:
https://intee.jp/student/referer?introducer=tWF8\bqt%2BCUAr0AsGfQ3T0w%3D%3D

大人しく見える人が就活で成功するコツ

私自身、よく初対面の人に「大人しそう」と言われることが多く、そのせいか面接などで芯が細く見られてしまうことがあるということを自覚していました。面接において第一印象は重要であるということはよく耳にしますが、その第一印象が悪く捉えられてしまってはもったいないと思います。
そのため、私は特に2つのことを心がけていました。

1.受け身にならず、この企業で働きたいということを積極的にアピールする
2.面接では自己紹介で本気度を見せる

まず1つ目に関しては、人事の方や社員の方に積極的に連絡を取り、社員訪問を依頼したり、企業研究を踏まえてより本気度が伝わる質問をしたりすることです。
私自身、気になった企業にはこの行動を起こしていましたが、企業側の対応によってはより志望度が上がったり、社員の方のお人柄を直に知ることができたりするため、企業を知るという面でもおすすめです。
ここで重要なのは、ただその企業に入社したいという意志を伝えるのではなく、「その企業で何をしたいか」というwillの部分を見据えることです。
どのような職種に就いて、どのような仕事がしたいかといった具体性を持ったwillを考えることもありましたが、それよりも重要なのは、なぜ働くのか、将来どのような社会人になりたいのか、何を成し遂げたいのかといったところにあると考えています。

次に、2つ目に関しては、根本的な第一印象を変える、あるいは外見と内面のギャップを感じてもらうために行っていました。
具体的には、面接における自己紹介で、ただ大学名、名前、部活動やアルバイトの話をするのではなく、企業への志望度が伝わる言葉を口にしていました。なぜその企業に興味を持ったのか、また、企業のどういった点が自身の価値観とマッチしているのかといったところを中心に話すことが大切だと思います。

私自身は以上2つのことを特に意識していましたが、これらを実践する前と後では、企業に与える印象が大きく変わったことを実感していますし、今となっては最初からやっていれば良かったとも思っています。

他人と比較せず、最後まで諦めない

私自身は8月まで就活を続けていましたが、周りの友人は皆6、7月中に就活を終えたこともあり、羨ましく思ってしまうこともありました。加えて、就活が終わらないという状況を家族に心配されることもしばしばありました。そういった焦りから自身の意思を犠牲にし、とりあえずどこかの企業に内々定がもらえたらよいという考えに至ってしまいそうになりました。
ただ、将来を決めるターニングポイントである就活を他人と比較してよいのか自分自身のやりたいことを見栄やプライドによって諦める必要はあるのかといった疑問を抱き始めた結果、納得するまで就活を続けるという選択に至りました。
時期が遅くなると、納得して就活を終えることができる人は意外にも多くはないようで、選考でこういった私自身の想いをありのままに伝えると評価してもらえました。
就活が終わらない=ダメな人間ということは決してないと思います。自身の選択に自信を持って諦めずに就活を続けることが大切だということを学びました。

終わりに

私が就活を通じて1番学んだことは、就活は運ではないということです。企業との価値観のマッチという点も挙げられますが、その企業で将来何がしたいか、どのような自分になりたいかといった点を見据え、企業に対する想いや、その企業で活きる自身の強みを上手くアピールしていくことが大切であると考えます。
就活を通じて私自身は自分に自信が持てるようになったし、どう見せたら自身の良さが伝わるのかという点を考えることにも繋がりました。
また、沢山の方々と関わるなかで、互いに話を聞き受け入れ、相手のことを知ろうとする、というコミュニケーションにおいて重要な姿勢を身に付けることができたと思っています。
就活は自身と向き合う貴重な機会です。それらをポジティブに受け入れ、自身の将来像に活かすことができれば、きっと上手くいくと思います。
終わりになりますが、私の記事を読んでくださり、本当にありがとうございました。

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