成績発表
大学の後期の成績発表の日が近づいています。
うちのような大学(Fラン大)の実態を知らない人は、出席率を最低限確保して、テストも適当にやっとけば、単位なんて楽勝に取れるのではと思われる方もいるかもしれません。
他の大学の事情はよく知りませんが、うちの大学ではそんなに簡単に単位は取れません。
もちろん、入試が機能しているようなちゃんとした大学に比べたら、かなり難易度の低い試験内容になりますが…
特に、うちの学科は某国家試験の受験資格を得られるため、試験に受かるレベルの教育内容を最低限おこなわなければなりません。
ですので、うちの学生にとっては、大学は勉強が大変なんです。
おそらく成績発表の日は彼らにとって極めて緊張するものだと思います。
私はうちの学科の教員の中では、やや厳しめの成績を出しています。
したがって、通知された成績を見た学生が「なんで単位が取れてないんだ!?」とか言ってクレームを受ける可能性が非常に高いです。
実際に、去年の後期の成績発表後は、成績不良の学生に単位をくれと迫られました。
今年度の前期も単位を落とした学生が文句を言いに来たりもしました。
試験やレポートの内容に基づいて、成績を出しているので、何を言われてもかまわないのですが、ごくまれに学生に逆恨みされる事件も起きているので、実は心中穏やかではありません。
直近では2020年に名城大で、授業のレポートを提出しなかった学生が、科目担当の准教授を刺す事件が起きています。
成績発表後は、背後に気をつけながら過ごしたいと思います。
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