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あなたは何ベース思考?

今朝、駅に向かう道の途中で、背中が丸くなった小さなおばあちゃんが犬を散歩に連れていた。雑種の犬だったけど柴犬ぽく、ぽってりした体を左右に揺らしながら歩く姿と、小さなおばあちゃんのコンビが何とも可愛らしくて印象的だった。

「きっと、おばあさんから美味しいものをたくさん食べさせてもらってるんだろうな」と、思った私。

そう、愛情表現は人それぞれ。本当は、あんなに太るまで食べさせたら、犬も病気になるだろうし良くないのだろうけど、それがおばあちゃんの愛情なんだろう。

この一瞬の出来事に、最近あった自分自身の出来ごとと重なった。

フリーランス看護師として活躍するべく日々勉強している私。そんな姿を見た夫は、できるだけ協力してくれていたのだけど、本気の私の様子に「いまの仕事を辞めるん?」「フリーランスって、そうとう優秀じゃないと人並みに稼げないってひろゆきが言ってた」など、不安になってきた様子。

それに対して「こんなに寝る時間も惜しんで頑張ってるのに、そんな言葉がげいらない(怒)」とだけ返した私。

地雷踏まれた感があるのも、私自身に引っ掛かりがあったから。

本当にフリーランスでやっていけるのか。子供2人を育てていかないといけないのに、不安定な道を選んで良いのか。何より、夫は頑張って働いているのに、私だけ好きなことをしているのではないか。

週4でお勤めしているパート先でも、私以外はフルタイムで働く人ばかり。そんな人たちと比べると、                      どうしても「みんなと同じように働けない自分」=「ダメな私」の構図が出来上がってしまって、心がチクチクする。

このチクチクした自分の心が、夫の発言に反応したのだ。でも、この夫の発言も、あのおばあちゃんと同じく、私のことを思っての言葉だったのに。

実は私は、信頼しているコーチがいて、不定期にセッションをしてもらっている。

そのコーチからは「自分が叶えたいことがあるなら、誰に相談するかは重要。公務員のように安定した職に就くことがベストだと思っている人に相談したら、その人の信念にしたがって反対するだろうから。だけど、あなたが、本当にしたいことを叶えて見せたら、ご主人はフリーランスの方が良い生き方だと知ることになるかもしれない」という話をしてくれた。

みんな、それまで生きてきた自分の経験や学びの色メガネを通して見ている世界で生きていて、みんなそれぞれ間違っていない。

元々の性格がネガティブマインドな私だけど、「みんな自分の信念と愛情からの行動ばかりの世の中なのだ」をベースの思考にしたい。

そんなことを、ぽってりしたお腹で歩く犬とおばあちゃんを見送りながら考えた土曜日の朝。




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