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宅建士試験の受かり方①

こんにちは。level4です。

先月15日、宅建士試験がありました。
先日も書いたように、宅建士試験は非常に多くの受験生がいる難易度の高い試験の一つです。

私は数年前に独学で宅建士を取得し、今でも取得を目指す方々に対して定期的に講義を行なっています。

本日は、宅建士試験の受かり方について「受験生からよくある質問」に答える形で、受かるための対策方法などを中心に書いていこうと思います。

よくある質問

まずは、よくある質問について紹介します。

①予備校には通うべきですか?
《回答》
お金に余裕があれば通うべきです。
(予備校代の相場はだいたい20万円前後)
予備校から得られる試験に関する情報量はお金を払う価値があります。
特に最新の法改正や出題傾向などは独学だと大変なところもあります。
(一緒に頑張る仲間ができるのも◎)
ただし、予備校に通えば確実に合格できるわけではありませんので注意が必要です。
また予備校には通う必要はない!と書かれた記事が無数にありますが、鵜呑みは危険です。自分のスタイルで判断してください。

②勉強時間は?
《回答》
私の場合は7月〜試験日までの2ヶ月半(250時間)でした。

のように、個人の勉強時間を書く人もいますが参考にするのは危険です。
理由は人それぞれ偏差値や背景によって合格に要する勉強時間が大きく異なるからです。

まず前提として、試験合格までに必要な一般的な勉強量は、
参考書(500ページ)と問題集(400問)を2周ずつ、過去問(10年分)+予測問題4回分」です。
これをどれくらいのペースで進められるかが勉強時間を決めるポイントです。
自分に当てはまるケースを目安としてください。

ケース1:
「法的知識が全くない+大学受験などの試験経験がない。」
目安:6ヶ月(500時間)
民法分野の壁が高いです。宅建業法から勉強することをおすすめします。

ケース2:
「法令知識なし+中堅大学以上の受験経験あり」
目安:4.5ヶ月(350時間)
ケースと同じく、宅建業法から勉強することをおすすめします。

ケース3:
「不動産実務経験あり+法令知識あり」
目安2ヶ月半:(250時間)
民法から勉強することをおすすめします。

ケース4:
「難関大学出身+法令知識なし」
目安2ヶ月半:(250時間)
民法から勉強することをおすすめします。

③何の参考書を買えばいいか知りたい。
《回答》
有名どころである、
みんなが欲しかった!宅建士の教科書
わかって合格る宅建士基本テキスト
の2つを参考に私は勉強しましたが、それぞれ特徴がありますので好きな方を選んでください。
どの参考書が良いかは完全に好みです。合否に関係しません。

◯「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」は、初心者にもかなりわかりやすく解説されているテキストです。
ただし、難しい内容は少々省かれているところが気になりました。
また、出題頻度が低いテーマは最後にまとめて解説しているのですが、こういう構造のテキストでは大抵の人が最後の部分についてそこまで真剣に読みません。
「分かりやすいが、情報が不十分」このテキストの特徴です。

◯「わかって合格る宅建し基本テキスト」は、かなり細かい範囲まで解説されており合格に十分な知識を得られます。また、過去に出題された部分には下線部が引かれているので、重要な点が一目でわかります。
しかし、テキストに出てくるまとめや表がかなり分かりにくいです。また説明が直観的ではなく理解するのに時間がかかる内容も多々あります。
「情報は十分だが、分かりにくい」のがこのテキストの特徴といえます。

※あくまで私一個人の感想です。
中には逆の評価をする方もいるかと思いますが、少なくとも私は上記のように思いました。

④勉強するモチベーションが保てない。
モチベーションは保つものではないです。こういう場合は勉強をしなれけばいけない状況を作るのが最善です。
そのためには、予備校に通うか一緒に勉強する仲間を作ることが方法として考えられます。
予備校に通うお金がなく、一緒に勉強する友達もいないのであれば、私が勉強仲間になります。

現在、勉強仲間と毎朝5時から7時まで、夜は21時から23時まで勉強会を開いています。(夜は不定期)
一緒に勉強しませんか?

⑤教科書を少し読んだけど、無理!ってなった。
《回答》
特に民法の範囲で拒絶反応(アレルギー反応)を示す方が多いです。
そもそも勉強というものに免疫がない方もいますが、これまでそういう方でも合格しています。

どれだけ苦手でも、どれだけ嫌いでも、どれだけ頭が悪くてもある一定水準までは到達できるものです。
絶対に無理って思のであれば、私が教えますので頼ってください。

⑥勉強したくない。
《回答》
勉強せずに取得できる簡単な資格には価値がありません。
難しい資格だからこそ価値があります。
また、勉強に対して「苦痛」や「我慢」というイメージを持たれてる人も居ますが、そもそも勉強は「知りたい欲求による行為」です。

実際、不動産の勉強は新しく得られる知識が多く勉強が楽しくなります。
その感覚をぜひ味わっていただきたいです。

⑦お金払うから替え玉受験して
《回答》
無理です。
お金がもらえるならしたいところですが、写真照合がありますのでバレます。

ちなみに宅建士試験の不正対策は結構厳しいです。
まずスマホなどの機器は封筒に入れさせられ封をされます。また不正が発見された場合それ以降の受験ができなくなることがあります。

⑧講習会って誰でも参加できるの?
《回答》
できます。会場を借りる時は場所のレンタル料だけ皆さんにいただいてますが、zoomで行うときは無料です。
次回は12/2の朝に開催予定です。
(田町駅のレンタル会議室)

⑨独学って大変?
《回答》
大変です。
教えてくれる人が居ないのは辛いです。
分からないところがあるたびに、何度先生がいればって思ったことか...。
ただ、テキストと受験料だけで合格できるのでお得ですし、達成感があります。
独学でもできるんだという自信にも繋がります。
独学は大変ですが可能です。頑張りましょう。

⑩なぜみんなに教えてるの?
《回答》
日本人のみんなが、楽しく勉強できる世界を作りたいからです。
ぜひ勉強の楽しさを知っていただきたい。


今日はよくある質問を紹介しました。
また時間がある時、他の資格の勉強方法についても紹介していきます。

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