年始に建てた目標、覚えていますか?
こんにちは。Level4です。
今年も残すところ3か月を切りました。
先日、東京大学機能病態学研究室の先生とお話しする機会があり、そこで興味深いことを聞きました。
「年初に建てた目標を、年末まで覚えている人は5%ほど。そして、年初に建てた目標を達成する人はさらにその内の数%に満たない。」
数字に関する詳しいエビデンスは聞きませんでしたが、自分や他の人の話を聞く限りあながち大きく間違っているわけではなさそうです。
皆様は年初に建てた目標を覚えていますか?
目標を忘れないために
先生は、目標を忘れないためにあるアドバイスをくれました。
それは、「何かに書き出し、いつでも見られるようにすること」です。
(確かにそれなら忘れない・・・)
そもそもなぜ目標を忘れてしまうのか?
それは、目標は常に更新されていくものだからです。
1年は早いようで、様々な経験を得るには十分な期間。
当然1年の中で新たに目標を見つけることもあります。すなわち目標は常に新しく更新されたり、変更していきます。
更新や変更を重ねると、最初に建てた目標をいつの間にか大きく外れてしまうことが多々あります。
最初の目標を常に目につくところに書き出すことで、ブレずに目標達成に向けて1年を過ごすことができ、実のある成長が期待できるんだと先生は言います。
毎日1%の成長を続ける
最後に目標を建てることによる効果についてお話しします。
先生は毎年年明けに、大きな目標を建てるそうです。
そして、それを達成するために、小さな目標を毎日建てることを大切にしているとのこと。
その小さな目標とはなんでしょうか?
先生の場合は、どんなに忙しくても、昨日の自分より1%だけ成長できるよう日々励むというのを続けているそうです。
(英単語や雑学、研究内容、資格勉強、読書などどんなことでも)
毎日のたった1%の成長が、今後の自分をどのように変えるのか。
せっかくなので数学で示してみます。
未来の自分の価値を数値化してみる
a :現時点の自分の価値
r :成長率
n :成長期間(〇日)
b :将来の自分の価値
と定義したとき、〇日後の自分の価値は、
b=a(1+r) のn乗
と表すことができます。
ここで理系の方はお気づきかと思いますが、この式は複利の計算式です。
現時点を1とすると、1年後には、1.01、2年後には1.01×1.01、3年後には1.01×1.01×1.01….となっていきますが、これを一般化した式です。
それでは、仮に毎日1%の成長を続けた時、1年後の自分がどれくらい成長しているのかを計算してみます。
b=1(1+0.01)の365乗
≒37.78
即ち年初の自分より約37倍も成長していることが分かります。
まさに複利の力を感じる計算結果です。
年初の目標を忘れないように書き残し、そしてその実現のために日々小さな成長を続けることできっと私たちの人生は輝くものになると、私は思います。
残り3か月、あなたは何を頑張りたいですか?
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