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駆逐してやる。

「駆逐してやる」このセリフを見て某巨人漫画をイメージされる方も多いと思う。私の場合、長年楽しんでいたFFシリーズ初のMMORPG「ファイナルファンタジーXI(FF11)」にあるミニコンテンツのお題を思い浮かべる。

春になると一斉に草花が元気になる。その中にやっかいなものもある。
よく見かけるポピーに似たオレンジ色の花を咲かせる植物である。

特定外来生物ではないのだが、他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を根から出すので、特定外来生物と同様に生態系等に大きな影響を与える植物の一つなのだ。昨年回覧板に市からの「見つけたら引っこ抜いて捨ててね」とチラシがあったので近所の街路樹の根本付近を気を付けて観察始めたのだった。

歩道を挟んで街路樹があるお庭を持っているお宅だと、街路樹の周りもきちんと自ら手入れされている人がこの地域では多い。草花の世話をされている方は上記の様な草花は駆除しているらしく生えていなかった。

近所に神社があるのだが、境内、周辺、そして街路樹を綺麗に朝6時頃から数人の方で枯葉やゴミの除去などを行っており、とても綺麗に歩道、街路樹が保たれている。
が、反対に(地理的にも反対に…)その道路を挟んで向かいにある寺は全く手入れをされていない。多分住職1名のみの寺の様でそこまで手が回らないのだろうと思われる。境内も草でボウボウなのである。なので街路樹なんぞ手が回るはずもなくゴミのポイ捨てに一役買っている状態になっているのだ。

バッサーと街路樹より背が高くなる雑草も少なくない。ひどいなーと思った時には決まって、地域のお年よりの有志がゴミ拾いと草刈りをやっているのだ。今年も夏になる前に多分有志の方が回ってくるのだろうが、このナガミヒナゲシは4月にはもう花が咲き種を飛ばす状態になっているのだ。

待てない。

昨年、回覧板が入ったあとすぐにこの寺の周辺のナガミヒナゲシを駆除しに行った。物凄い量だった。ちょうど小雨が降っていたのもあったのでスポスポ面白いほど簡単に抜けるので心の中で「駆逐してやる!」と言いながらスポスポしたせいか、今年は昨年よりも量が少なくなっている。
全滅させることはまだ先だが、見かけたらスポスポ引っこ抜こうと思ってる。

この時期その抜いたナガミヒナゲシを入れるゴミ袋を用意するのが出かける時の身だしなみになっている。

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