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望まないもの。

医者から走るな、小走りでもだめだと言われてから気にしてはいるが、やはり無敵の新快速に乗られそうなら走ってしまう。

それでふと気が付いたことがある。
骨や肉など体を形成するものは、私の意思を汲み取り「走れ!」となると全細胞が一緒になって走ってくれていたと思う。誰もさぼる事なく一生懸命に。振り返ってみると30歳なる前くらいまでは全員そんな感じだったと思う。

だが、今その中に怠けるやつが出てきたのである。そのグループが私の尻にいるらしい。先日走ってみて気が付いたのだ。尻にいるグループがさぼっている。他のメンバーは「走るよ!」とついてきているのに。心臓の筋肉は弱いのに本当に頑張って走ってくれてると思う。

ケツのヤツらは何を思ったのか周りの肉たちにぶら下がっている感じでさぼっているのだ。愕然とした。私たちは全員一丸となって動いていたのではないのだろうか?

これが中年太りというやつでござる。ぬぬん。

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