れびちびすけ

れびちびすけの記憶

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最近の記事

ブルートレイン北斗星の夜

札幌で、生まれて、幼稚園のころ仙台に引っ越し、小学校の途中で函館に引っ越して、中学生の途中で金沢に引っ越した。大学は東京だった。 東京で成人を迎えることになったのだが、はて成人式、どこへ行くのが正解だろうか。中学高校と過ごした金沢の成人式へ行くべきか、比較的楽しく過ごせた函館の成人式に参加すべきか。 結局、函館の成人式へ参加することに決めた。親にその旨伝えると、昔から憧れだったブルートレイン北斗星の往復チケットをプレゼントしてもらった。小さいころ、よく「ブルートレインほく

    • 寝過ごしてしまいそうになった

      高校に入りたてのころ、勉強にも部活にも、ありとあらゆる新しい生活に慣れなくて、つい登校中のバスの中で眠ってしまった。 とんとん、と肩を叩かれて目が覚めた。わ。寝過ごした?窓の外に校舎が見える。隣には誰もいなくて、振り返りもせず、バスから降りようとする女性がひとり。制服と、その凜とした背筋からすると、きっと同じ学校の先輩だ。 自分の制服で気づいて、きっとあの人が起こしてくれたんだ。 急いでバスを降りたけど、もうその人は登校中の学生たちの中。 一瞬しか見えなかったけど、名

      • お弁当をごみ箱に捨てるなんて

        幼稚園の頃の記憶なんて、もんほとんど残っていないのだけど、たまにふと心の中に引っかかっていることを思い出す。 その子の名前は忘れてしまったけど、いじわるでやんちゃな子がいた。Nくんとしよう。Nくんは、ちょっと苦手だった。 ある日、彼はお昼ご飯に、持ってきたお弁当をほとんど残して、あろうことかもういらないと言ってそのまま残りを全部ゴミ箱に捨てた。 なんだかその光景がとても怖くて、今でもたまに思い出す。親になった今は、親の気持ちが想像できてしまって、悲しくなる。

        • 「そっか、そっちの天気はどう?」

          現役生として大学を受験するとなったときに、なにを思ったか自分は受験校を東大一本に絞っていた。模試の判定ではD判定よりいい結果なんて出たことなかったので、いま思うとかなり無謀である。 地方に住んでいたのだが、どうしても合格発表は当日大学の掲示板の前で見たくて、わざわざ地方から見に行った。距離感がわからなくて、深夜バスだったか寝台特急だったかで朝には到着した上野駅から歩いて行ったのだが、これが結構遠かった。不安もあったので、何倍にも遠い道のりに覚えた。 いざ合格発表の掲示板の

        ブルートレイン北斗星の夜

          知ることは動揺を鎮める

          最近はオードリーのオールナイトニッポンが好きで、毎週欠かさず聴いている。 オードリー若林さんのエッセイもとても面白かったのだが、最近読んだ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」に、こんな一節が出てくる。 「先生!知ることは動揺を鎮めるね!」 高校卒業後、志望していた大学には落ちてしまって、一年浪人していた。最初の頃は、自分に本当に価値があるのかとか、本当はなにをやりたいのかとか、いろいろぐるぐる悩んでしまって、不安になる日が続いた。 不安を取り除かないままでは、

          知ることは動揺を鎮める

          テスト投稿

          このnoteはなんとなく覚えてることをメモしていこうと思っている。 というのも、最近結構昔のことを忘れていることに気づいた。大学の頃の記憶すらあいまいなことがあって驚く、 本当はこういうのは日記とかに書いておけば定期的に思い出せるんだろうけど、たまに初めてすぐにやめてしまう。なんか苦手。 ブログとか書いていたこともあった気がするけど、どこにいったやら。 でも多分あと10年経ったら、また後悔するんだろうな。30歳のうちに初めておこう。