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卒業者のストーリー: どうやってフリーランサーになったのか(そしてどうやって自分の企業を立ち上げたのか)

今年の四月に開発したPOOLと言うアプリの創業者Nozomi さんをインタービューしました。Nozomi さんはLeWagon の2018年の1月の卒業生で現在フリーランサーとして働いています。

お役人の仕事から日本のTechcrunchへ

「大学を卒業してから初めての就職先は日本の大企業のSBIホールディングスの事務職でした。結構つまらない役人の仕事で、2年間も同じ職場で働いていました。最後の方は精神的に辛くなったので、短期間休職しました。その頃、anydoor という会社と出会って、会社の初期段階にフリーランスの仕事を始めました。会社では三人しか働いてなかったので、私を雇ってもらうのは当然でした(笑)。そして、同じ職場で現在のPool の創業パートナー大沼さんと出会いました。フリーランスを通して学んだことは、正社員にならなくても会社との深いつながりを作れるということです。」

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ではフリーランスとしてTechcrunch で働き始めたのですか?「その通りです!フリーランスとしてネット記事やブログを書き始めて、結局Techcrunch のチームに入りました。さらに、暇な時にフリーランスで諸説や本も翻訳しました。フリーランスの業界をみなさんに勧めているわけではありません。ただ、色々な経験をつけながら、試用期間の代わりにする仕事として良い代案だと思います。」でもそれは日本ではありえますか?「最近は日本の企業もフリーランスという言葉を理解し始めて、副業を認めたりやもっと自由な働き方を受け入れ始めています。個人的には、みんなそれぞれ自分のアイデアや夢を追いかけるべきで、特にフリーランスとして働くことはそれを叶えることができます。

会社で働くということの定義が曖昧になり始めている。

サイドビジネスはPool だけではないですよね?「いいえ、今は仕事を3つ掛け持ちしています。スタートアップのマーケティングをやったり、新しいメディア会社のネット記事を書いたり、ビジネス本も翻訳したり、色々やっています。」

フリーランスの良い点と悪い点は?「良い点はいろんな人と出会える事です。私は1つの仕事でずっと働いていると退屈になるので、フリーランスではやることが多くてとても好きです。悪い点は…ないと思う。会社のフルタイム従業員だと、本物ではない安心感を持ってしまうと思います。」

とにかく、フリーランサーとして毎日新しい挑戦をして、ソーシャルネットワークを広げることができるし、マーケティングのスキルも学びました。フルタイムで働いている人は、フリーランサーのように職業を変え順応するスキルを持ってないので、フリーランサーがフルタイムよりも就職の保証に劣ることはないと思います。」

会社のフルタイム従業員だと、本物ではない安心感を持ってしまうと思います。

どうしてLe Wagon でコーディングを習うことにしたのですか?「TechCrunchで働いていた時に色々な起業家や投資家と話して、日本のスタートアップ業界に興味を持ちました。自分のスタートアップも立ち上げたいと思って、それにはコーディングが必要なので、Le Wagon のコーディングブートキャンプに参加しました。Le Wagonで習ったコーディングスキルを自分のスタートアップで使い、POOLを立ち上げました。」

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フリーランスネットワークの選択を可能にするPool

「Poolを立ち上げた理由は、TechCrunchで翻訳チームのマネージャーとして働いていた時に出てきた課題からです。会社がフリーランサーを雇う時は、職場で役割を決めて、請求書を集めて、会社の管理をして…色々と面倒でした。Pool はその課題を解決しようとしています。このアプリはフリーランサーの請求書を簡単に作り、給料を交渉することも簡単にできます。さらに、会社側の複雑なフリーランサーチームのための管理を手伝ってくれます。」

この課題は他の会社にもあると思いますか?
「もちろん。anydooRでも同じ課題を発見しました。筆者や翻訳者の管理でも、メディアの会社は同じ課題に直面しています。」LancersUpworkなどのプラットフォームとはどう違いますか。「Poolは職業によって、フリーランサーを揃えてくれます。雇いたい人や働きたい会社をフィルターして、好きなフリーランサーや会社を短時間で選べます。」

Poolが人々の自由な人生選択を可能にして、日本における新たなビジネスアイデアを生むきっかけになることを切実に願います。

Poolの技術面にも興味があります。アプリはとても素敵ですね!
「ありがとうございます!フロントエンドはReactでバックエンドはRailsで開発されました。私はアプリのローカライズを管理して、創業パートナーがバックエンドを管理していました。」なぜ英語でローカライズしたのですか?「解決したい問題は日本に限定された話ではありません。なので、色々な国の人にアプリを試してもらいたいのです。」グローバルになりたいということですか?「現在はユーザーも集めていますが、B2Bの会社なので今のところはユーザーよりも他のビジネスに集中しています。でも、このアプリはフリーランスのための解決策だと思いますので、Pool のユーザーも多くなると思います。今のターゲットは中小のメディア企業とフリーランスエンジニアの会社です。

自由とビジネスアイディアを可能にする

Pool から最後に伝えたいことはありますか?「最近、会社で働くということの定義が曖昧になり始めて、会社の正社員かフリーランサーかという違いが分かりづらくなってきています。なので、正社員からフリーランサーへの移行をもっと簡単にできるプラットフォームを作りたいです。先ほとも言いましたが、フリーランサーになることが全ての人に適しているとは思いません。でもPoolが人々の自由な人生選択を可能にして、日本における新たなビジネスアイデアを生むきっかけになることを切実に願います。」

そのとても熱い目標の成功を期待しています。インタービューの時間をいただきありがとうございました!

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