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【現場からのストーリー】初めてのスキー体験

2月の上旬に、LFAの居場所拠点に通う子どもたち15人がスキーに挑戦しました。

今回のスキー体験は、一般社団法人プロジェクト希望(以下、プロジェクト希望)様と個人のボランティアの方にご協力いただきました。
これまでにもプロジェクト希望様には、子どもやその家族に様々な形での体験機会を提供いただいています。子どもたちがずっとやってみたかったことや、普段の生活では味わえないような新しいことを体験する機会をつくりたいという想いを持ち、子どもたちのニーズに合わせたイベントを工夫して提案してくださっています。

当日は、バスでスキー場に移動するところからスタート。朝早くの集合時間だったにも関わらず、子どもたちは元気いっぱい。スキー体験を1週間前から待ち望んでいた子どももいるなど、この日が来るのをとても楽しみにしている様子でした。バスの中では、スキー場での過ごし方に関する約束や注意点などを確認しながら、おやつを食べたり友達同士でおしゃべりをしたりと、思い思いに移動時間を過ごしていました。

スキー場に到着してからは2つのグループに分かれて、雪遊びとスキー体験を交互に行いました。

いよいよ始まったスキー教室。ほとんどの子どもたちにとっては初めてのスキー体験です。なかなかうまくできなくても、「諦めず頑張ってやってみよう」とする子どもたちの様子が見られました。始めは雪の上を歩くことも怖がっていた子どもが、最終的にはスキーで滑ることができるようになるという場面も。その際に、スキー経験豊富なボランティアの方が子どもたちのスキー体験をサポートしてくださいました。スキーやリフトを怖がる子どもに、1対1で付いて滑り方を指導してくださり、最終的にはその子どもは斜面滑りまでできるようになりました。子どもも「滑れた!」とうれしそうな表情で話してくれました。

スキー体験はあっという間に終了しました。子どもたち全員が怪我無く、楽しんでスキーを体験できた一日となりました。またスキーに挑戦するだけではなく、LFAスタッフが転びそうなときに子どもが手助けしてくれるなど、子どもたち1人1人の気遣いや成長が見られる体験にもなりました。子どもたちからも、「最初は緊張したけど、やってみたらおもしろかった。」や、「難しかったけどだんだんと慣れていった!」などの感想が聞こえてきました。

今回のスキー体験はプロジェクト希望様と個人ボランティアの方の協力によって実現できました。子どもたちは今回のイベントを通して、新しいこと体験することはもちろん、それ以上に自身の成長を感じられたり、うまくいかなくてもやってみるという経験を得たりと、学びの多い一日を過ごすことができたと思います。

プロジェクト希望様、個人ボランティアの皆さま、本当にありがとうございました!