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「インボイス≠適格請求書」通関できなかった100箱の〇〇〇 #28

以前、韓国からのインバウンドの誘客を
担当していたときに、
現地のイベントで来場者に
「うどん」を配ることになりました。

3人前のうどんが箱に入った
半生うどんを、
確か100箱以上用意して、
段ボールに梱包し、
イベントの前に国際郵便で発送。

そのときに、
初めてインボイスなるものが
必要なことを知りました。
(今「インボイス」といえば、
消費税についての適格請求書を
思い浮かべる人がほとんどですね)

慣れない英語で記入し、
発送して「やれやれ」と
思っていた数日後。

うどんが返送されるという連絡が
あったのです。

なぜ???
どうして???

でも、
原因を究明する余裕はありませんでした。

うどん配布イベントは2日後で、
ぼくが韓国へ出発するのは明日。
返送されるうどんの到着を待つ余裕は
ありません。

急いで同じ商品を30箱だけ調達し、
一番大きなスーツケースに
ぎゅうぎゅうに押し込んで、
空港で追加料金を支払い、
韓国へ持参しました。

夜の12時を過ぎた
ソウルの中心部の地下鉄のホームから地上まで、
ひとりうんうん言いながら、
階段でうどん入りスーツケースを
運んだのをよく覚えています。

後日、
なぜ通関できなかったのか、
現地の人や周りの先輩にも聞いてみましたが、
おそらく、
「プレゼント用」ではなくて
「販売用」とみなされたのではないか
とのことでした。

モノの往来に立ちはだかる
通関の壁を感じた出来事です。

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