ゴールデンウィークに思うこと…
新しく仕事をはじめた人、
今現在仕事を頑張っている人、
今の仕事に不安を感じている人、
恋愛、結婚について希望や不安を抱えている人…。
ゴールデンウィークって、
ふと、自分の事を思い、
不安になることが多い。
自分以外のまわりの人がキラキラして見える。
確かに、ネットやニュースを見ると、
キラキラした話題が多い。
せっかくの休みだから何かをしなければならない。
なんだ、この焦りは…。
煽られている。
自分の人生は、自分のものなのに、
なんか煽られて、
まわりに合わせようとしている自分がいる。
合わせていると安心する。
その安心感に浸っていると、
まわりに合わせることが生きる目的になるよ…。
まわりに合わせるって、
自分の意識が自分以外の外側に向いているんだよね。
外側に向いているからこそ、
序列をつけて、
自分が安全で安心なポジションを取るんだろうね。
仕事場におけるパワハラや、
様々なハラスメントなんて、
自分の意識が外側ににしか向いていないからするんだよね。
人は限りなく自分のことが見えていない。
私自身もそう。
わかっているようで、
ほとんど自分の事なんてわからない。
わからないから探求し続けるしかない。
それでいいと思っている。
まわりと比べることなく、
自分の人生これで良しと思えるようにね。
人は限りなく自分が見えていない。
だから、自分に対しても、
他人に対しても、
傾聴・共感・受容していく…。
不安は、他者との比較から、
無意識に作り出している妄想かもしれない。
自ら作り出している妄想に勝てる人なんていない。
ゴールデンウィーク、
何もしない、
無為ということにも価値がある。
ビョンチョル・ハン『疲労社会』によれば、
<無為とは、能力があるのにそれを現実化せずにいられること、
つまり「〜しないことができる」というより高次の能力、
「潜在力」を意味することもある>そうだ。
そして、<自分がないからゆっくり行動せず刹那的に生きる。
きみたちの勤勉とは逃避であり、自分自身を忘れようという意志である>
と、ニーチェが語るように、人は自信がないと無為を選べない。
その結果、計画、自発性、動機付けといったものだけに突き動かされながら、
忙しなく生きてしまう。
モチベーションが上がらないと口癖のように言っている人は、
自分自身を忘れようとしている人かもしれない。
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。