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ふじのインタビュー「芸能系インタビューって?」

芸能系インタビューライターの藤野さくらが、「いいね」の数が多かったツイートを取り上げ、ちょっとだけ詳しく書くコラム。
意外と知られていない、インタビューライターの日常を綴ります。


記念すべき第1回は、こちらをピックアップ。

https://twitter.com/fujinointerview


そもそも「“芸能系”って?」という話ですよね(そこから?)。
正確にいうと、私の場合は、俳優さんや女優さんへのインタビューをメインにお仕事をしています。

でも「俳優女優インタビュー」というと分かりにくいし、かといって「芸能人インタビュー」となると、おまえは芸能界すべてを知っているのか?と自分に突っ込んでしまうし。
合間を取って「芸能系インタビュー」という、ややふんわりした言い回しになりました。

ところで最近、「俳優さんや女優さんへのインタビューをやってます」というと、「どういう内容の仕事ですか」と聞かれることが増えました。

たしかに今は、“文春砲”など芸能人を追っかけて取材する「週刊誌系」、製作発表や会見の様子をまとめる「Webニュース系」など、媒体がたくさんあるので、パッと思い浮かぶのはそちらなのかも。

ちなみに週刊誌系とWebニュース系のライターはとにかく忙しい(取材してすぐに原稿をアップ)ので、そういう現場が好きな人か、若くて体力があるうちに経験を積みたい人にはオススメです。

ということで、ミドルエイジの私がやっているのはどちらでもなく、3つ目の「読み物系」。
インタビュイーの最新情報や仕事への姿勢、生き方などをじっくりと掘り下げ、内容を取捨選択してから原稿にまとめるインタビューのことです。

週刊誌系とWebニュース系のライターが「早さ」を求められるとしたら、読み物系のライターに必要なのは「深さ」。

でもその分、時間的にはゆっくり制作していけるので、私のようなのんびりタイプのライターや、副業ライターさんにはピッタリなんですよね。

実は、芸能系インタビューライターっていつも人手不足。微力ながら、本コラムを通して興味を持つ人が増えたらいいなーと、ひそかに思っていたりします。


Photo by linkedin sales solutions @Unsplash

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