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【北米エンタメニュースまとめ】クランチロールがアニメ関連ポッドキャストを立ち上げ、ゲームをどう翻訳するか

日々の北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も歓迎です。

「君たちはどう生きるか」、米国で史上3番目の売り上げに

米国市場で宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が大躍進。米国で史上3番目の売上高となりました。これを上回るのは「Pokémon: The First Movie」と「鬼滅の刃 無限列車編」だそうです。


きただにひろしさんらががロサンゼルスのカードゲームイベントに登壇

1月27日〜28日まで米国のロサンゼルスコンベンションセンターで「BANDAI CARD GAMESFest23-24 World Tour in Los Angeles」が開催されました。バンダイのカードゲーム事業の手掛ける「BANDAI CARD GAMES Fest23-24 World Tour」の一環だそうで、日本発のカードゲーム、日本のキャラクターの人気の根強さを感じさせます。こうしたイベントはこれまでコミックコンベンションにあわせて開催されていましたが、単独で開催できるほどファンを開拓できた証左でもあります。にしてもアニソンの歌が聞けるのはうらやましー。

同時期に「Dragon Ball Games Battle Hour 2024」も開催されており、新しいドラゴンボールのアニメのトレーラーが公開されました。海外ファンが楽しんでいることがうれしい。


クランチロール、アニメ関連ポッドキャストを立ち上げ

https://www.fandompost.com/2024/01/30/crunchyroll-launches-new-podcast-the-anime-effect/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

クランチロールが新しいアニメ関連のポッドキャストを立ち上げました。クランチロールのニュース部門の編集者などが参加し、アニメやそのポップカルチャーへの影響を語るそうです。



日本から世界へーゲームをどう翻訳するか

漫画やアニメより先にグローバル化が進んだゲームでは、日本のゲーム会社を含め海外拠点などに翻訳チームを持ち、言葉遣いや表現が世界に受け入れられるものになっているのかチェックしています。その中でのゲーム会社、セガの取り組みをまとめた記事です。過去の経験を踏まえて、「龍が如く」ー英語名「Like a Dragon」など深く日本文化に根付いたゲームをどう伝えるかの取り組みがまとまっています。一方で日本文化が広がったことで訳す必要がなくなることも。いまや「noodle」とかかずとも「ramen」で通じるそうです。すごい。


講談社、グローバル企業向けにマンガ・アニメIPの情報サイトを開設

以前から海外展開に積極的だった講談社。作品の翻訳だけでなくIPそのものの輸出に向けてポータルサイトを開設しました。これまで取引実績のない企業には探しやすいかもしれません。作品紹介についているキーワードをみると、講談社が描く作品をどう売り出したいのか見えてくる気がします。


『セクシー田中さん』芦原妃名子さん訃報について

漫画家・芦原妃名子さんの訃報について、英語圏でもニュースになっています。こちらは映画誌バラエティの記事です。日本テレビはHuluJapanのオーナーで、ジブリを買おうとしていることから注目されたようです。


MyAnimelist、33 Incと提携 PRやマーケティングを提供


メディアドゥの子会社でアニメのデータベースを手掛けるMyAnimeListと、広告会社の33Incた提携し、企業向けにアニメ関連のPRやマーケティングを手掛ける会社を立ち上げました。


米国図書館協会、The 2024 Rainbow Book Listを公表 ティーン向けのTOP10に伊咲ウタ先生の「きみのせかいに恋はない」など

米国図書館協会が「The 2024 Rainbow Book List」を公表しました。子供向けとティーン向けそれぞれにLGBTQ+への理解を深めるための作品を紹介しており、ティーン向けのTOP10には伊咲ウタ先生の「きみのせかいに恋はない」などが入りました。ランク外にも日本のマンガの翻訳版が入っています。


2023年年間の大人向け・子供向けグラフィックノベルTOP20

2023年の年間の大人向け・子供向けそれぞれのグラフィックノベルで売れた作品一覧です。大人向けグラフィックノベルでは、「鬼滅の刃」など日本のマンガの翻訳版が多数エントリーしました。



こちら最近見つけた面白かったnoteです。「みなと商事コインランドリー」は本当に翻訳されてほしい。


追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

韓国からみた日本のWebtoon市場が興味深いものでした。

この記事にもあるようにWebtoonはWebtoonそのものはもちろん、より大きなお金の動く映像の配信事業への影響も大きくなっています。その中で日本市場の影響が大きくなれば、日本発の作品がグローバルにでていくひとつのルートになるかもしれません。


今週はここまでー。引き続きよろしくお願いします。

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