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やっぱこの業界、好きだな

2019年、新卒で入社した教育関係の仕事。職場の雰囲気に合わず仕事が辛すぎて、その他、家庭の事情も重なって、仕事を辞めた。転職活動をしている時の出来事。

とある、大手学習塾の講師採用を受けていた。幼い頃から英語1本で来ていたから、英語は好きだから。好きな英語の良さを、中学生、高校生に伝えて行きたいなぁと思ったのが最初のきっかけ。
その時に採用担当をしてくれたAさん(男性)。

結局、嬉しいことに内定をいただけた。他にどんな企業見てる?教育以外もある?と聞かれて、別の業界もあげていた。悩みに悩んだ結果、別の会社に転職を決めた。

この時期にちょうど、祖母が体調を崩して、入院することになり、そちらの対応にも追われていた。

内定をどうするかの判断はこの日まで、という日に落ち着く気配がなく、とりあえず、内定を貰った会社には、身内が入院して、それどころでは無いので申し訳ないがこの日まで延ばして欲しい、他の方もいると思うので、今回は辞退する、というのでもいい。と連絡をしたら「それは心配ですね。内定をどうするかは、状況が落ち着いたらでいいですよ」と返信をいただけたのはとても有難かった。

そのとき、辞退した講師採用の内定を頂いた学習塾のAさんからは

「今回は、残念ながらご縁がなかったけど、もし、講師としてチャレンジしたいと思う時があったらいつでも連絡をくださいね。その時は歓迎しますよ」

と連絡をいただいた。

社交辞令の類であるということは承知の上だったけど、純粋に、タダの”何人もいる候補者”のうちのひとり、ではなく、1人の人間として存在を見出して、その言葉をかけてくれたことが何よりも嬉しかった。

結局、また転職したけど、その会社には行かなかった。
塾で働いてるのは変わらないんだけどね。それの何が理由かって、やっぱわたし”教える側は向いてない”と思ったのが一番の理由だった。

あの時、選考でやった模擬授業は、今でも覚えているくらい、とても楽しかった。助動詞のcanの話だった。
実際に教育系YouTuberの授業動画を見て、どうやって見せたら分かりやすいかとか、板書をどうするかとか、準備が楽しかった。

でもその準備をしている時に「これ、毎週やるんだ…うーん…無理かな」と思ったのも事実。

あと、単純に「英語は言葉(コミュニケーションの道具のひとつ)なので聞いて話せることが大事。文法は文を組み立てるのに必要なあると便利な道具。だから二の次」と考えている私の理想とする英語教育と日本の英語教育は真逆なので、それもあると思う。

Aさんは今も元気なんだろうか。何かの間違いで、教えたいと思う日が来たら縁があればね、、、また連絡してみようかと思ったり、思わなかったり。
多分、連絡取らないと思うけどね。

#ビジネスの出会い

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