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病気と闘わない生き方

すごい久しぶりに更新する。 自分ががんになったときのことを 今がんになって困っている人の参考になればと思って 書いてきたけど 書きたくなくなったというか 手術から6年以上経った今 自分のがんだった時代を振り返るのに どれだけ意味があるのかとか 過去よりも 今とこれからに集中したほうがいいんじゃないかとか つい考えてしまって 書くのをやめてしまっていた 前回あたりでも 本当は全然序章で そこから私は さらにトチ狂って? 人生のやりがいだとか 生きた証なんかを残し

    • 病気と闘わない生き方23

      わたしはがんになってから 食べ物にはそれはそれは ナーバスになった 砂糖や白米、もち米、バナナなど 血糖値を急に上げる食べ物 サラダ油など活性酸素を増やすもの 赤身肉など消化に時間がかかったり 血液を汚すもの これらを全力で拒否して 生活していた 食べることが大好きで 食べるのをやめたものの中には 大好物のものもあって つらかったけど それでも子宮を取らなくていいなら 受け入れよう 泣きながら頑張っていた 結局子宮は取ったわけだけど 転移予防に

      • 病気と闘わない生き方22

        今回は お見舞いに来てくれた人の 話を少し 入院するまで通っていた 気功教室の先生が 2週間くらい 毎日のように ヒーリングに来てくれた 奥さんの作ってくれた筑前煮を 持ってきてくれたのが なぜか異次元に美味しかった 奥さんは中卒だけど 還暦過ぎた今も 注射が上手な現役看護師さん たまに会うと いつも元気でテキパキしてて なんでもできる人って 料理もここまでできるんだと 気功の先生は 毎日ヒーリングに来てくれた (しかもタダで!) こんなに親切にしてくだ

        • 病気と闘わない生き方21

          私のがんはリンパからの 転移の可能性が高いとのことで がんの部位以外にも 胴体部分のリンパ節を 全部とったのだが これをやると 行き場をなくしたリンパ液があふれて リンパ浮腫という 脚がゾウのように 半端なく太くむくむ病気になる 可能性があることは 手術前に聞かされていた そしてその病気は 今のところ完治する方法がないとかで 写真ではゾウみたいな脚のおばあさんが 車椅子に乗ってたりする なかなか厳しいものだった でもそれは リンパ節をとった人 みんな

        病気と闘わない生き方

          病気と闘わない生き方20

          休職して手術したので 会社には無事手術終わったと 連絡しなきゃいけなかったんだけど ややこしいがんだったことや 余命のことを思うと 同僚にもなんと報告したらいいかと クヨクヨしてしまい 会社にはしばらく連絡する気になれなかった 
 1週間くらいして連絡したけど 読んだ人をブルーにすることは
書きたくなかったから ただ「問題なく手術は成功した」とだけ 少し親しい人へのメールには 
4人居た執刀医の先生のうち
1人がすごいイケメンだったけど 婦人科の病気でしかも

          病気と闘わない生き方20

          病気と闘わない生き方19

          風呂(シャワー)は3日目に 入っていいと言われ 久しぶりに裸になったら これは本当に私だろうか そう思うくらい 凄まじく痩せ衰えていた 限りなく骨と皮に近い状況で 腕も脚もアバラ骨も 3度見するほど ガリガリになっていた 実は 子供の頃からずっと痩せたいと 長年ダイエットサプリを試しまくり エステサロンにも行っていた 慢性胃炎で数ヶ月ロクに食べられなくても 全く痩せなかった そんな私が たった2日程度の絶食で ここまで激ヤセするなんて (多分腹水

          病気と闘わない生き方19

          病気と闘わない生き方18

          がん肉腫について 親は親で独自に調べまくった結果 「同じ病気でも いっぱい抗がん剤治療してる人もおるで」 と、同じがん肉腫のサバイバーの女性の書く ブログでの治療内容をアレコレ語り、 「あんたもやったらええのに」と わたしに抗がん剤治療をやらせたがっていた わたしとしては 抗がん剤自体 3割の人に効いただけで有効扱いされる 胡散臭いもんで 当たり外れでかいし もし外れたら ただ頭の毛がぬけるだけでなく 24時間全身痛いとか めちゃくちゃしんどい思いするし

          病気と闘わない生き方18

          病気と闘わない生き方17

          3日ほどして 手術の結果の説明を受けた 親は術後すぐに 摘出したものを見せられて ある程度話も聞いていたようだったが わたしとしては ちゃんとした説明を聞くのは これが初めてだった 見せられたブツ(子宮にあったがん)は 思ったより大きいな と感じた 術前に CTやMRI,エコーで見ていた限りは 代替療法をやりまくったせいで がんが小さくなって パッと見わからないくらいに 見えていたからだ でも実際は結構それなりにあって ゴルフボールよりは大きく テニスボ

          病気と闘わない生き方17

          病気と闘わない生き方16

          ICUでは 先生役の医師に連れられ 研修医がゾロゾロ歩いているのが 部屋のガラス越しに見えた 先生役の医師は わたしのいる部屋の前で立ち止まった なぜ彼が立ち止まったかというと わたしは子宮体がんの手術では (その当時)まだ治験段階だった センチネルリンパ節生検の 被治験者として手術を受けていた センチネルリンパ節生検の手術では 子宮から転移するがん細胞があれば リンパ節でどのように移動(存在)するかを 調べるため 特殊な光線(よく覚えてない)を当てれば 緑

          病気と闘わない生き方16

          病気と闘わない生き方15

          目が覚めたら白い部屋、ICUにひとりだった 特別危篤というわけではなかったが 8時間ほどの長い手術を受けたので ICUに入れられたらしかった 生きてるとか死んでるとか 手術はどうだったんだろうとか そんなのより 手術中放置されてた右腕が 死後硬直みたいになってて 縛りつけられてるのかと 本気で思ったほど全く動かず ぶっちゃけ切られたお腹より痛いのが 気になって仕方なかった しばらくして親が入ってきて なにか話したがよく覚えていない 深夜二時頃になって麻酔が切

          病気と闘わない生き方15

          病気と闘わない生き方14

          入院したのは手術の前日 ヨロヨロになってたわたしは 血液検査で血がメッチャ減ってた (こんだけしんどいんだから そりゃそうだろなと一人で合点) 主治医の先生が 「(採血した)2週間前はたくさんあったのに!」 「取っといた血はオペで即戻す!」 と言っていた (あのしんどかった採血はなんだったんだと内心鬱) 心身が落ち込んだら 血も減るんだとわかった そしてわたしは とある認可前の先進医療の 被治験者となっていたので 手術前夜 先生3人に囲まれ アレコレ

          病気と闘わない生き方14

          病気と闘わない生き方13

          手術が決まってから 会社と会社の後輩に がんのことを話した しばらく休むけどよろしくねと じぶんの担当の仕事の割り振りを決めた みんな掛ける言葉がないような ビミョーな顔をしていた がんと言っても 痛みはないし熱もないし 仕事はフツーの事務仕事だったので 手術直前まで働くつもりだったが なぜか毎日フラフラになってしまい 結局早めに休職した 不思議なもので がんが発覚する前の夏頃が 症状は大分重くて 手術前の方が むしろ良くなってたのに 前の方がずっ

          病気と闘わない生き方13

          病気と闘わない生き方12

          経過を検査すると 症状が軽くなっていて がんも小さくなっているように見えた でも がんそのものは消えておらず 
 このままでは3ヶ月以内に
消せない気がする 
 手術するとなると 子宮や卵巣を取るダメージだけでなく 縦に40センチくらいの
盛大な切腹になる 単純に痛い・・・ 手術跡も目立つ・・・ 
 ちっこい穴ですませられる 腹腔鏡手術ができる先生は
 日本に数名しかいなくて しかもみんな遠方・・・ 
 もう切腹しかないかと あきらめかけていたところ 
 当

          病気と闘わない生き方12

          病気と闘わない生き方11

          がんを手術せずに消すため わたしはありとあらゆる努力を 試みたが そのうちのひとつが サイモントン療法という 心理療法だった そのDVDを買って ステージ4だった女性が 静かな森を歩いていて なぜか「全ては調和している」と感じたら その後の検査で全てのがんが消えていたと いうのを見て わたしもそうなったらいいなと そこで サイモントン療法そのものを受けるのは ちょっとむずかしい状況だったので サイモントン療法とは 実は違うんだけど カウンセリ

          病気と闘わない生き方11

          病気と闘わない生き方10

          がんになったのは じぶんに覚悟がなかったから 結局は自己責任 ここまでは理解したが でも、これだけ反省したのだし もしかして・・・と 一縷の望みを捨てきれず できるだけ早く手術したほうがいいという 担当医の先生に 3ヶ月待ってほしいと言い 食事療法、気功、瞑想、チャネリングと ひたすら代替療法を試し続けた がんが消えたいろんな体験を読むにつけ がんが消えるのは意外と時間がかからない と感じたわたしは 3ヶ月がんばって それでもダメならもう本当に

          病気と闘わない生き方10

          病気と闘わない生き方9

          霊能者の彼女は 会うたびいつも全身じゃらじゃらと ものすごい量のパワーストーンを身につけていて たちの悪い悪霊の話ばかりするし ついでに言うとおカネに汚いし あまり感じのいい人ではなかったけど これまでのやりとりから 霊能力の高さは信用できると思っていたので わたしはじぶんががんになった 理由をどうしても知りたくて 彼女に連絡した 観てもらったところ わたしが具合が悪くなったのは 当時お参りしたお寺にいるエネルギーと 関係あると言われた わたしは

          病気と闘わない生き方9