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M-1グランプリ のSNS活用がうますぎな件

こんにちは、SNSマーケティングを支援するLIDDELL株式会社(以下、リデル)の西村です。

エンタメ大好き人間にとって「お笑い」も大好きなコンテンツのひとつ。
その中でも『M-1グランプリ』は自分にとって最近はクリスマスなんかより季節感を感じるイベントです。
(今年もこっそり予選から観覧応募してましたが当たらず・・涙

過去最多 8,540組がエントリーした今年の『M-1グランプリ』、例年に増してSNSをフル活用していました。

今回は『M-1グランプリ』が展開したSNS活用についてまとめていきます!

今年の『M-1グランプリ』そもそもどうだった?

劇的な投票シーンでヤーレンズを破り優勝した令和ロマン。見応え凄まじかったですよね。
審査員の発言やネタ内容が即座にX(旧Twitter)でトレンド入りするほど注目度の高い大会ですが、
まず視聴率はどうだったのでしょう?

出典:https://www.videor.co.jp/digestplus/tv/2023/12/82667.html

関東×世帯 で17.2%、関西×世帯になると28.0%!
最近のドラマやバラエティは10%に満たないことが一般化されてきた中で、やはり強力なコンテンツであることが分かります。
(やはり関西の方はお笑い好き、ということが分かる関東との差

注目したいのは、テレビ離れが叫ばれ視聴は低迷、そもそも視聴率という指標も不透明になりつつある中、今年の『M-1グランプリ』視聴率が 2019年と同水準であることなんです。

あの月9ドラマでも、一時期はバラエティ番組トップを独走した「イッ◯Q」なんかでも、
見逃し配信やストリーミングサービスの普及などの影響を受け、年々視聴率が低下しています。

それなのに『M-1グランプリ』は大きく視聴率を落とすことなく、関西においては2019年よりも今年の方が視聴率が高い、なんてことが起きているんです。
それほど「リアルタイムで観たい!!」と思われる『M-1グランプリ』、偉大すぎませんか?

ユーザーの期待を膨らませて、当日オンエアに繋げることができたポイントが、「SNS運用のうまさ」にあると考えます。

「推し」と出会い、別れを繰り返す旅

皆さんは『M-1グランプリ』がいつから始まっているかご存知ですか?
2023年は以下のスケジュールでした。

【予選1回戦】 2023年8月1日(火)~10月4日(水)
【2回戦】 2023年10月上旬~下旬
【3回戦・準々決勝・準決勝】 2023年10月下旬~11月下旬予定
【敗者復活戦・決勝大会】 2023年12月

なんと8月から勝負は始まっているんですね。エントリー数を考えれば当然ではあるものの、
これまで私たちの目に触れるのはせいぜい「準決勝」くらいからではなかったでしょうか?

① YouTube

2019年ごろから、2回戦の様子をYouTubeで配信しはじめました。

マユリカのビジュアル、初々しい気がしますね・・!

コンテンツ量は少なく、あくまでアーカイブ的に使われていた2019年、2020年を経て、
『M-1グランプリ』のYouTubeは、

・会見の生配信
・初戦における「ナイスアマチュア賞」配信:55組のネタ配信 ※2019年 45組
・2回戦前の「意気込み(直撃)」配信

・2回戦~準々決勝のネタ配信
 →これが開催日から大きく日を空けずにアップロードされるという、
  まるで「M-1に参加している気分」になるほどのリアルタイム性をもって情報発信をしています。
  さらに、潤沢な本数配信されつつ開催日も異なることから、お笑い好きは一度ネタ動画を観出すと、しばらくの間 YouTubeのアルゴリズムが『M-1グランプリ』一色に。沼っていきます。
・敗者復活ネタ配信
・本戦1ヶ月後に決勝ネタ配信

敗者復活戦は特にネタ後数十分で配信されており「推しの復活を見守るファン」がその様子を
Xにポスト、それを見たユーザーがYouTubeを観に来る、雪だるま式に視聴が増えたことで
当日の本戦テレビ視聴にかなり貢献していたと推測します。

本戦後にもコンテンツが投下され、こうやって今現在6ヶ月かけ常に『M-1グランプリ』に触れている状態が出来上がっています。

② X(旧Twitter)

媒体の特性からも「リアルタイムな情報」が求められ、それが『M-1グランプリ』であれば何かというとシンプルですが「結果」ですね。

YouTubeは初期を除き基本的に「次のステージに進めなかったコンビのネタ」がアップされ審査結果は把握できず「どのコンビが次に進んだか」が明確に分かりづらいため、
YouTubeへの動画のアップと同時にXを開いて結果を見る、というアクションまで補完されるんです。

また、そのアクションの原動力となるのが「推し芸人」の存在です。
YouTubeはもちろん「ネタが面白いから」観続けているわけですが、
やはり「推し芸人の発掘」が醍醐味のひとつだと思います。

これまでは「決勝戦の中からお気に入りの芸人(ネタ)を探す」だったのが、
YouTubeでの初期からの情報発信により「こんな面白いコンビ今までどこにいたん?!」となり、
「推し」が爆誕するわけです。そうなるともう、決勝まで追いかけちゃいますよね。

(ちなみに私の推したちは3回戦でほとんど姿を消しました・・・
 今年こそ待ってるよ、ナイチンゲールダンス・・・ハイツ友の会・・・戦慄のピーカブー(多分無い)

③ Instagram

YouTube、Xと比較するとコンテンツ量は抑えめな印象ですが、(おそらく)Instagramでしか見ることができないコンテンツもあるようです。

・審査結果発表動画

・決勝コンビ 意気込み動画

TV用だと横型になるところ、きちんと縦型コンテンツに落としている点もスマホ世代には閲覧されやすく数値が伸びるポイントです。

いかがでしたか?

もっと掘り下げたいところですが、皆さんも『M-1グランプリ』のSNSをチェックして、今から今年の「推し芸人」を見つけてみては?


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LIDDELL/リデル


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