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占いのはなし

私はわりと占いが好きである。

①手相のはなし

大学生のときに手相を見てもらったことがある。「27〜28才あたりに結婚線がある」と言われたが、超スピード婚ではないとこれは実現しそうにない。まあ手相なんてそんなものである。

とは思っていたのだが、最近ふと考えてみると、あのときああしていれば実現したのではないか?ということに気づいてしまった。少し前にとあるグループLINEから友だちかも?のリストに出てきた人、つまり向こうは私のことを追加した人がいた。別に興味もなかったし、特段話をすることが多いとかそういうわけでもなく、そして何より私のメンタルが終わっていたのでそっとリストから削除した。

たぶんあのとき、なんとなくでも追加して、ぽつりぽつりとでもやりとりをしていたらどうなっていただろう。

もしそのルートになっていたとすると、たぶん昨年私が引っ越しをしたタイミングでものすごく上手くいけば同棲でもしていたのでは?そしてそこから結婚となれば…と考えたところでなんと手相との辻褄が合ってしまうのである。なんということでしょう。

一抹の後悔はあるものの、一生変わらないと言われる方の手相で示されるその運命をねじ曲げるほどの力を持っているんだなあと、少しだけ自分を過大評価して満足しておくことにした。

②四柱推命

年始に台湾に行ったとき、龍山寺の近くにわんさか並ぶ占い屋台のうちのひとつに入った。生年月日と時間で占う四柱推命だった。

「去年の恋愛運はよかったけど、今年はちょっと弱いわね」と言われた。チャンスはあるのにちゃんと掴まないと!と言われたが、いやあそれが難しいんですわ。そもそも掴み方を知らんのですわ。みんなどうやって掴んでんだ?義務教育にあったか?

という感じではあったが、いやいやそうは言っても今年は異動という確定ビッグイベントが控えているからなんやかんや出会いとかあるだろうと思っていた。

今いるプロジェクトが終わるので異動があることだけ確定したまま年が明け、紆余曲折右往左往二転三転あり、やっと先日正式に異動先が決まった。

なんと、チームメンバー全員女性。

女子校出身の身としては大変過ごしやすくありがたい。とはいえ、こりゃあ本当に恋愛運弱めですな。まあそもそも恋愛運が異性愛のみを指していると解釈するのは、今の時代にそぐわないのかもしれないのだけれど。

たかが占い、されど占い。気休め程度に聞き流すもよし。信じるか信じないかはあなた次第。だけどだいぶ本気で信じてみたら、当たるというよりはそっちに自分が流されていってしまうのかもしれない。

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