辰年だから、龍のつく寺へ
ちょっと変わった年越しをしたい、ということで12月31日に日本を飛び出し、1月1日に台湾へ降り立った。航空券とホテルを予約したのはクリスマス。こんな突発的な旅行を一人で計画できるほど、旅行にも海外渡航にも慣れきってしまった自分が恐ろしい。
こんなに急に計画をするくらいだから台湾へは数回渡航しているのだろうと見せかけ、なんとこれが初めてである。神社やお寺もいいけどもっと違うところにお参りしたい、ならば台湾の廟へ行こう!パワースポットを巡ろう!という思いつきである。
巡った場所は①松山慈祐宮②台北霞海城隍廟③行天宮④龍山寺⑤台北天后宮⑥松山霞海城隍廟の6つだ。
台湾ではグレゴリオ暦の1月1日よりも旧正月を祝う文化の方が強く、1月2日は普通に仕事へ行く人も多いと聞いていたが、確かに1月2日は比較的参拝しやすかった。街中では銀行も普通に開いていたし、通常営業している店も多かった。
パワースポットを巡りたい!という一心で弾丸でやってきたので、実はこれと言って明確に願いたいことが決まっていなかった。とりあえずこの1年の平穏と、今自分の中にある密かな挑戦や計画が上手くいくことを願った。それから、どこの廟でも月下老人へのお参りは念入りにした。
おみくじは、せっかくの辰年なので龍のつく龍山寺で引くことにした。木製の半月型の道具を落として、その向きでおみくじを引けるか否かをまず占うというのが面白い。無事引くことができた。繁体字で書かれたおみくじは、なんだか格調高く、それだけでお守りになりそうだ。
兎年から辰年へ。ウサギが飛び跳ねるように慌ただしく国内外を動き回った2023年から、その勢いのまま龍のように高みに昇っていく新しい1年にしていこう。
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