こめ氏と大保木の日常

愛媛県は西条市の山奥、石鎚山のふもとの"大保木(おおふき)"という地域の日常をつらつら…

こめ氏と大保木の日常

愛媛県は西条市の山奥、石鎚山のふもとの"大保木(おおふき)"という地域の日常をつらつらと綴っていきます。 こめ氏は地域活性化、地域での教育事業づくりにも精を出す人。日本のど田舎がおもしろくなることを企む。地域(とくに大保木の)プロデューサー兼クリエイター。

最近の記事

ちゃんと、春を迎えたい。だから、ちゃんとお休みしよう。➖大保木noteの締め。こめ氏のこころぐ➖

3月29日(月) 大保木の日常を読んでくださっている皆さん、こんにちは。記録している人、こめ氏です。 最近更新が滞っているようだけど… とお思いの方、どれほどいらっしゃるのかわかりませんが、その通り。 最近なかなか更新ができておりません。 行事に参加したり、それ以外でも大保木には顔を出したりしていて、 更新はしていないものの、大保木の日常には触れていました。 ただ、その頻度が多かったり、仕事が忙しかったりすると文章に起こすまで時間がなく、気づけば10日、2週間…とど

    • 26日目:田舎ならではの賑わいとつながり

      2月25日木曜日。 昼過ぎへ公民館へ顔を出すと、今日は13時から確定申告とマイナンバーカード発行の手続き会場となっていました。 限界集落でも、そんな手続きできるんだなぁ。便利だなあ、と思いました。 大保木で暮らす人々は、元気だけれども年相応に足腰に衰えを感じている人がほとんどなので、こうして公民館まで役所の方に出向いていただけると大変助かるようです。 13時を過ぎた瞬間、人がわらわらとやってきました。 そう遅くないうちに、女房の手続きを待ちよるんじゃと言う人や、手続

      • わかばサロンの作品展とこの街について―大保木番外編・こめ氏のこころぐ―

        2月7日日曜日。 今日は大保木公民館はお休みです。 私は考古歴史館へと車を走らせておりました。 作品展を覗いて考古歴史館というのは、西条市の山側にある、考古歴史学学習の拠点としてできた建物です。 貴重な出土品や資料を中心に展示するほか、西条市の出来事や市民の創作活動作品を展示するコーナーなどがあります。 なんでも、2月1日から26日まで大保木公民館の手芸サークル『わかばサロン』による作品の展示が行われているとのことで、行ってみようかと思い足を運んだわけです。 それと

        • 25日目:コロナ退散も願って豆を投げ、火を渡る節分

          2月2日火曜日。 もう2週間ちかく経っちゃってますね。(小声) 投稿日の今日はバレンタインだというのに内容は節分です。(笑) ご容赦くださいませ。 カラバリ豊富な鬼と豆まき今年は124年に一度の2月2日の節分らしいですね。珍しい。 大保木では節分祭の準備が進んでおりました。 今日の節分祭は敬老の家事業という公民館活動の一環としても行われます。 私もイベントの横断幕を壁に貼り付けて準備をお手伝い。 なかなか大々的ですな。 豆も袋に入れて、参加者一人ひとりにお渡ししま

        ちゃんと、春を迎えたい。だから、ちゃんとお休みしよう。➖大保木noteの締め。こめ氏のこころぐ➖

          24日目:山のこんにゃくは、こうして作られる

          1月30日土曜日。 土曜日と言えば…そう、毎月恒例の土曜教育事業の日です。 ただ、まあ、この時期なのでやるかどうかはだいぶ迷ったそう。 学校側はどうなのか、大人数で昼を食べるのは厳しいがそこはどうするか… などなど、いろいろ考え、やめようかとも思ったけれども、話をし合った結果、今回も開催に踏み切ることに。学校側も県内いうことで来ていただけました。 そりゃあ、もちろん開催したいし、できるのは嬉しいのだけど、何かあったら…ということはいつも頭をよぎるもの。 今回も感染症

          24日目:山のこんにゃくは、こうして作られる

          私が“いい”と思ってきたものは、本当に“私にとってもいい”ものなのか。ーこめ氏のこころぐー

          1月25日月曜日。 多分、こうしてnoteにまとめていくうちに、知人の目にもいつかは留まるのではないかと思う。 そうして書いている人、私にも気づくのではないかとも思う。がしかし、そんなことは関係なく、自分の気持ちを表明していきたい。 そのためのnote。 私が"いい"と思ってきたものは、 本当に"私にとっていい"ものだったのだろうか。 そんなことを最近思うようになった。 以前少しばかり言葉にしたことがあると思うが、というかこのnoteを読んでいれば言わずもがなわかっ

          私が“いい”と思ってきたものは、本当に“私にとってもいい”ものなのか。ーこめ氏のこころぐー

          23日目:天ぷら屋さんがやってきた。美味しいものに囲まれて、山で幸せに暮らそう。

          1月21日木曜日。 今日はお昼から大保木へお邪魔しました。 写真は昨日の県道12号線ですが、今日もけっこう晴れていました。 山が幾重にも重なり、遠くに雪をかぶった石鎚山がくっきり見えて…いいですねぇ。 この写真の構図も色合いが…いいですねぇ。 さて、いつも通り公民館へ顔を出すと、ちょうど大正琴の真っ只中。 大正琴についてはこちらの記事↓ 一番最初に書いた話だった。(笑) この記事を書いた時と変わらず、『優しいあの子』や『鉄腕アトム』の音楽が響き渡っておりました。

          23日目:天ぷら屋さんがやってきた。美味しいものに囲まれて、山で幸せに暮らそう。

          22日目:すっきりと晴れた空と、とうどさん

          1月15日金曜日。 今日は、大保木のとうどさんの日。 『とうどさん』とは竹や藁で円錐のように山の形に組み立てたもので、正月飾りをつけ燃やし、お正月にお越しいただいた歳神様にお帰り頂く、全国的なお正月の恒例の行事です。 地域によっては「とうどうさん」「とんどさん」など呼び方に違いがあります。 とうどさんには人参や大根、みかん、乾物などの食べ物、そしてお神酒をお供えします。 お供えするときには半紙を下に敷きますが、その半紙にはきちんと折り方、置き方があるそう。 半紙は

          22日目:すっきりと晴れた空と、とうどさん

          21日目:七草粥は本当に草しか入ってなかった。雪は降らないと思ってたけど降った。

          1月7日木曜日。 暦では七草の日。 今日は七草会が行われました。 メインには、春の七草を使って七草粥を作ります。 この日に七草粥を食べることが、正月から日常に戻る区切りにもなると言われています。  また、1年間を健康で過ごせる様にと、いう無病息災の願いも込めて、昔から食べられているそう。 調理室に入ると目の前には緑色の塊が。 わあ、すごい、なんだなんだ、と思い近寄ると、皆さん何やら葉っぱを手にしています。 「これはね、ごぎょう」 汚れたり枯れたりした葉っぱを除い

          21日目:七草粥は本当に草しか入ってなかった。雪は降らないと思ってたけど降った。

          20日目:ウォーキングという名の山登り〜廃集落と遺産を歩く〜【東之川・西之川編】

          1月6日水曜日。 新年一発目の大保木公民館の行事へ参加。 今日は年に何度かあるウォーキングの日。 大保木の方と一緒に大保木を巡ることができる日です。 今回のまとめは大保木ファン必見かもです。 歩くのは大保木の中でも外れに位置する、東之川と西之川という二つの地域です。 もともとはそれぞれ村だったのだけども、合併して大保木村に、そして大保木村がさらに合併して西条市になり、そこの大保木地区となりました。 どちらの地域も、お隣の県、高知県に接しています。 それくらい大保木は愛

          20日目:ウォーキングという名の山登り〜廃集落と遺産を歩く〜【東之川・西之川編】

          19日目:大保木で迎えた2021年のはじまり

          令和3年1月5日火曜日。 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 いやあ、気づいたらもうお正月も過ぎて…笑 公民館にはこの日、年明け初めてやってきました。 玄関には昨年の暮れに作った門松が構えていました。 なんとも立派です。 思わず玄関で立ち止まってしまうほど見応えがある作品ですな。 そしてこのクリスマスからのお正月リース!! 可愛すぎる。欲しい。 大保木の人の手作りのセンスや器用さに唸るこの頃。 * こめ氏の年末年始は、実家にも帰らず、家に籠

          19日目:大保木で迎えた2021年のはじまり

          最後まで手放せないものだけ、この手のひらで握りしめて-こめ氏のこころぐ-

          今年は、なんでもかんでも手を出しまくったと思う。 いや、まあ、学生のときの方が手を出していた。 正確には手を出してみたいなあと思うことがよくあったというべきか。 でもけっきょく、自分って何がやりたかったんだろう。 何をするために、何をしたくて、今、ここにいるのだろう。 夏の忙しい日々が過ぎ、ようやく仕事がひと段落して、そんなことをまた一から少しずつ考えた、この2か月。 考えている最中、どうしても仕事のことって頭にちらつく。 でも、勤務形態が~とか、仕事内容が~とかとか

          最後まで手放せないものだけ、この手のひらで握りしめて-こめ氏のこころぐ-

          18日目:しめ縄作りのために縄綯えができるようになるまで

          12月21日月曜日。 もう今年もあと数日。 クリスマスが終わると、どこもかしこも来年の準備を始めますね。 大保木では、しめ縄作りが行われました。 公民館の木工室に顔を出すと、そこでは藁を打ち付ける作業が行われておりました。 この藁は今月の中頃、大保木の方が来月の行事『とうどさん』と、このしめ縄作りのために持ってきたもの。 …でも、以前に銀納義民祭の記事で大保木の土地柄にも触れたけれども、大保木ではほとんどお米の栽培ができません。 つまり、この藁は他の土地からいただい

          18日目:しめ縄作りのために縄綯えができるようになるまで

          17日目:今年のクリスマスリースは手づくりで。

          12月19日土曜日。 今月もやって参りました、土曜教育の日。 クリスマスに間に合わせようと思っていて、なんだかんだで過ぎてしまった…。 先月の内容はこちらです↓ 今はまだ世間は例によってコロナが大流行りしているので、学校によっては活動も縮小とか延期とか中止とかで、諸々各種活動に変更、変化が起きている。 そんな中でも、蜜になることを避けながら、少人数で出来る限りはやっていこう、というスタンスで本日も開催に及んだ土曜教育。 学校側もいつも通りに来てくださいました。マス

          17日目:今年のクリスマスリースは手づくりで。

          16日目:感謝をこめて、大清掃

          12月16日(水曜日)。 公民館へ向かう途中、山に猿がいるのを発見。これは写真を撮らねば、と思いスマホを向ける頃にはもう集団はいなくなってしまいました。 10匹くらいキーキーしてたのに。 上の写真には猿が2匹います。わかるでしょうか。 今年も年末が近づいて参りましたね。 大保木も来年へ向けた活動が目立ってくる頃に。 今日は大保木公民館のお掃除です。 なんと今日、大保木では初雪を観測しました…!初霜というのかしら。 公民館へ行くためは、ほとんどの人が川に掛かっている

          16日目:感謝をこめて、大清掃

          日常という、その"人" や出来事を文字に残し、知ってもらうことに伴う繊細さ −こめ氏のこころぐ−

          最近、手荒れがひどくなってきました、こめ氏です。 この季節になると例年同様に起きている症状なのだけど、多分今年はそこにアルコール消毒とやらを頻繁にしていることも、荒れをひどくさせている原因のような気がしている。 私の場合は手がカサカサになるだけでなく、しもやけになる。膨らんで痛くて痒くなる。 加えて、あかぎれが指のところどころに起きる。痛い。水がしみる。 しもやけについては手だけでなく、足の指も広範囲で起きる。痒い。うう。 ハンドクリームはもう欠かせない。手を洗った後は塗

          日常という、その"人" や出来事を文字に残し、知ってもらうことに伴う繊細さ −こめ氏のこころぐ−