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オランダで2回目のインターナショナルスクール見学!

この日はインターナショナルスクール見学の日。
チェックしていたプライマリースクール(小学校)のオープンモーニングがあるということで事前に申し込みを行い、当日電車で夫、1歳半の息子と私の3人で学校まで向かいました。

見学会の体験記の前に、オランダの幼稚園や小学校の見学会の探し方と申し込み方法について簡単に記載しますのでご興味ある方はご参考まで(興味ない方は次の段落にスキップしてください)。オランダの幼稚園や小学校の見学会は、朝の時間帯(経験上全て9時台に開始)で定期的に行っていることが多く、Open MorningやInformation morningという名で各園や学校のWebサイト上に記載されています。予定にあった日時のものを選択して、専用フォームで申し込むかメールもしくは電話してくださいと手順も合わせて記載されているので、その通りに行うと申し込み完了と返信メール(電話の場合はもちろん口頭で)が届くことがほとんどです。もちろんインターナショナルなので、やり取りは全て英語で可能です。一部の学校ではメールで問い合わせたら個人ツアーをしてくれることもあります。
一点ポイントとしては、メールでのやり取りの場合は返信が数日後になることもあり、気になった場合は遠慮せず電話で確認することをおすすめします(知り合いの方の場合は、希望する学校に連絡したけどメールの返信なし、電話も繋がらないので学校まで直接行った方もいらっしゃいました。そのおかげで無事子ども達は希望の学校に入学)。

見学会の学校に到着したら、エントランスで呼び鈴を鳴らし、スタッフの方にドアを開けてもらいます。説明会まで15分ほどあったので、ロビーで待たせてもらい、息子を説明会が始まる前の今のうちにと思い歩かせて探検させてました。
定刻になり参加者の出席確認を行い、校長先生が登場して学校の説明をしながら見学会がスタート。学校の一般的な情報から(私立or公立orセミプライベートか、系列校はあるか、ロケーションなどなど)、カリキュラム、提供しているクラスの科目、使用する言語の比率、設備、中学校への進学の候補先など、細かく説明してくれました。

オランダの小学校は一般的に4歳から通うことが多いのですが、この学校はイギリスのプログラムを取り入れていて、5歳からの通学。興味深かったのは、IPC(International Primary Curriculum)を採用していて、一つのテーマに対して、歴史、サイエンス、アート、音楽、テクノロジーなど様々な切り口から掘り下げていくというもの。例えば、家族がテーマだと、両親はどんな人か調べたり(歴史)、人間とはどういう生き物か学んだり(サイエンス)、家族を絵に描いたり(アート)、家族がテーマの歌を歌ったり(音楽)、調べた内容をPCを使ってスライドショーにして発表(テクノロジー)といったような学び方です。

年齢の若いクラス(5〜6歳)から見学が始まり、教室の中を見てみると子ども達はスクリーンの前に集まって先生のお話を聞いていました。いつもはひとクラスに先生1人とアシスタントの先生1人の2人体制。生徒はひとクラスに20人まで。あるクラスでは見学に行った時期は言語がテーマということで、生徒の親が1人参加して、その生徒のネイティブの言語で本の読み聞かせのようなことをしていました(インターならではと実感)。この取り組みからは英語やオランダ語以外の、同級生の母国語にも触れて、個々を尊重する姿勢を育てることも意図にあるそう。

もう少し大きい子ども達がいるクラスでは、テクノロジーの時間で全員がPCに向かって何か作業しています。このクラスでは、家族をテーマにストーリーを作って、1分弱のアニメーションに起こし発表するというものでした。実際に1人の生徒の子が作ったアニメーションを見ながらストーリーを聞かせてもらいました。子どもならではの想像力にクスッと笑える物語を作っていて驚きました。年齢失念してしまいましたが、日本でいう小4か小6ぐらいの子どもが大人8人に対して、ちゃんと発表していて、終わった後に拍手をもらって本人もちょっと自慢げ。その生徒にとっても素晴らしい成功体験だし、聞いている私も立派に発表している姿に感激してました。

全ての説明と見学が終わり、最後は質問タイム。オランダ語のクラスはどの程度行われているか(この学校では3クラス/週)、どの程度のレベルの内容か、中学への進学についてなどの質問があり終了しました。1回目のインターの見学の時にも先生から伺ったように、オランダで中等教育を受けるのであればインターでのオランダ語では足りないのでオランダの公立小学校もしくはオランダ語と英語のバイリンガル小学校に行くべきと。そのため、この小学校の卒業生の大半が近隣エリアのインターの中学校に入学すると教えてくれました(もちろん親の都合で他の国のインターに行く子もいるし、一部少し離れたエリアのインターに行く子も)。

これまで幼稚園や保育園を中心に見学会に行っていたので、2回目の小学校見学とはいえ新しい発見がありました。あと数カ所見学予定なので、全て見学したらまとめを書きたいなと思いますが、現時点で思うことは、インターでも採用するカリキュラムは複数あるので、どのカリキュラムが子どもに合いそうか考慮して、中学校の候補も見つつ、小学校から中学校への進学のしやすさも頭に入れておくとスムーズに進みそうだなと思いました。もちろん子どもの発達状況や特性に合わせるのが一番だと思うので、その時に描けるベストシナリオでしかないわけで、必要に応じて方針転換できる柔軟性はマストだと思います。

およそ1時間程度の見学会、息子も少し動きたがったりしたものの、なんだかんだ静かにだっこされていることが多く助かりました。とはいえ夫と交代で終始だっこの状況なので、できることなら見学会は保育園のある日に大人だけで参加するのが私にとっては楽だなと実感してます(特に腰にきます)。


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