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小笠原諸島・父島に寄せて

なんとなく何かを残したい気持ちになって書いています。

3回目の小笠原父島訪問。
1、2回目はサークルの遠征で2週間ずつ滞在した。
今回は、大切な人に会うために1人で来た。
片道24時間電波なしの旅。

2023年3月に訪れたとき、私はもうここに来ることはないかもしれないと思った。
父島に来るには最低6日の休みが必要で、往復の船賃だけで5万円がかかる。
次は老後に来られるといいななんて思っていた。

あの頃は小笠原に住んでいる人と遠距離恋愛をすることになるなんて全く想像できなかった。普通に私の人生おもしろすぎるな、と思う。

私がおばあちゃんになったら孫に聞かせたい。
おばあちゃんは、大学時代に50回以上水族館に行って、そして色々な島に行ったんだよ。大学ではプランクトンを飼って研究していたんだよ。実は15m潜れるんだよ、平泳はできないけどねって。

長い船旅の終盤、聟島列島が見えてきてからのドキドキとワクワクは何度行っても変わらないのかな。今の恋人と付き合ってから、相手の住んでいる地域に行くときに旅行でもない、遠征でもない、帰省でもない、でもただいまっていう気持ちになる、そういう不思議な気持ちになる場所が2つできた。

景色はものすごく非日常で、帰ってきたら毎回夢だったんじゃないかと思う。あの景色が相手の日常だと思うと本当に不思議だ。

そこにいるときだけは、相手の日常を共有してもらっていて、旅ではなくて生活をしている感覚があって、宿ではなく家に帰って、それが不思議でとても楽しい。

父島は海の色が本当に綺麗で、私はもったいなくて1人でも何度も近所の浜を観に行った。

パッションフルーツと島ミニトマトがおいしすぎて、いくつも食べた。

次はいつここに帰ってこられるんだろう。
もう私と父島の関係は、2回目までのときには戻れないなとなんとなく思う。

ウェザーステーション展望台
大村海岸
コペペ砲台
おがさわら丸

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