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04 チャットGPT実践 - 明確な指示の作成 詳細と背景の提供

今回の記事では、Chatgptの回答はスクリーンショットでお見せしますので、音声を聞く方は記事を読むのがおすすめです。

ChatGPT公式が提供するプロンプトの基本的な使用技巧について、最適なプラクティスが紹介されています。

これには、ユーザーがプロンプトを使って大規模モデルとより効果的に対話するための複数の戦略が含まれています。

本章では、公式に提供された最適なプラクティス-クリアな指示を書くための戦略を解説し、具体的なシナリオを交えながら、意図が明確なプロンプトの書き方を説明します。

戦略1: 質問に詳細と背景を含めて、関連する回答を得る


対象者: 初心者
難易度: ★

高度に関連する回答を得るために、重要な詳細や文脈をリクエストに必ず含めてください。そうしないと、モデルはあなたの意図を推測する必要があり、結果は満足いくものにならないかもしれません。

https://platform.openai.com/docs/guides/prompt-engineering/tactic-include-details-in-your-query-to-get-more-relevant-answers
Prompt:添付のファイルの中の言葉を日本語して、同じFormatで出力してください

解読


この戦略の価値は、より多くの詳細情報を提供することで、ユーザーがより正確で具体的な回答を得られる点にあります。これにより、モデルの推測や誤解を減らし、対話の効率と満足度を向上させます。

日常生活のコミュニケーションと同じで、他人はあなたの背景や事情を知らないため、具体的な問題、既に知っている情報、目的を伝えなければ、彼らの回答は大きく外れることになります

実践


理解を深めるために、いくつかの例を試してみましょう。

「横浜について紹介してください」と大規模モデルに質問した場合、一般的な回答しか提供していないと感じるのは、浅く広く知識を得るような感覚で、何も引き付けられるものがないからです。もちろん、これは主に私の問いが目的性を持っておらず、知りたい内容を具体的に伝えていないためです。多くの場合、私たちが広範囲な質問をするとき、それは私たち自身が何を知りたいのか、何を目的としているのかを明確にしていないからです。私たち自身の目的意識が弱いために、質問が広範囲に及んでしまいます。

港としての横浜の歴史と主要な歴史上の人物について知りたいだけの場合、具体的なプロンプトは、”横浜港の歴史的起源とそれに関連する歴史上の人物を紹介してください”というものです。

もしかしたら、実は私は黒船来航事件に一番興味があり、この事件が横浜の歴史、ひいては日本の歴史に与えた影響を知りたいのです。具体的なプロンプトは、黒船来航の具体的な内容を教えてください。また、この出来事が横浜およびその後の日本の歴史にどのような影響を与えたかについても説明してください。

そうすることで、回答の内容が以前よりも詳細になり、情報もより深くなります。上記の例からも分かるように、実は最初から私たちは自分が何を知りたいのかをはっきりと理解していないことがあります。しかし、ChatGPTとの対話を通じて、徐々に自分が知りたい内容を明確にしていくことができます。そうすれば、ChatGPTの回答もより正確で深みのあるものになります。


別の例を見てみましょう。今回は、Claude2を使います。
この最適なプラクティスの戦略は、様々な大規模モデルにも適用できます。

「お金を稼ぎたい」とだけ尋ねると、当たり障りのないことしか言わなくて、何もヒントも参考もなりませんでした。

自分の得意分野を選ぶことが正しい選択です。次に、自分の持っている能力を提供すると、回答の方向性が少し現実的になります。

その通りです。提供された内容は実用的であり、具体的な行動計画は示されていませんが、特定の提案に対して後続の質問を行うことで、自身の行動計画をさらに詳細化することができます

まとめ


この戦略は理解しやすく、具体的な質問ほど、正確な回答が得られるということです。
最初に、具体的な質問が出せなくても、Chatgptとの会話の中で、少しづつわかるようになってきます。


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