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子宮頚がん検診記録②

8/31コルポスコピー検査
検査後、気持ち悪すぎて死ぬんだと思った。
まず待合室で呼ばれなすぎて言いに行ったらたぶん忘れられてた。不安倍増したけどもうそれはよい
その後も看護師が「私初めてなもので、、」とか言ってて不安倍増。
医師は慣れてて採取自体はそこまで痛くなかったが、子宮頸部に無機物入れられてかきまわされる感じが気持ち悪くて眩暈がして吐きそうだった。
こうやって検査することで、癌だったとしても子宮は残せる、放置して手遅れになるより良い、健康はお金に変えられないと言い聞かせたが、検査直後は気持ち悪さが勝ってた。倒れなかったのが奇跡。トイレで死にそうになってた。よく頑張ってえらすぎ。

採取終わって1時間くらい経ったあともまだお腹に違和感がある。違和感があるから何かしら出したいけど出ない気持ち悪さ。
大丈夫、大丈夫、と思い続けるメンタル面はもちろん大切だけど、物理的な刺激から来る身体への影響(眩暈、お腹の違和感、気色悪さ)はどうしようもないので安静にするしかない。生き物なので仕方ない。

検査高すぎてなみだ。6980円で、精密検査必要だとプラス6000円くらいらしい。
とりあえず、ハイリスク型にかからないためのワクチンを午後に打ちに行った。自分は中1で1回打ったあとワクチンの安全性が騒がれたため、そこからずっと受けてなかった。キャッチアップのお知らせが届いた時は多分日本にいなかった時で、いろいろなことが重なって打つのが遅れてしまった。
そのせいで(もちろんワクチン打ってもがんになる人はなるが)、精神的にも肉体的にも時間的にも金銭的にもつらい思いをしている自分を客観視して帰り道泣きそうだった。
だけど、そこで「あーついてないな」で思考を終わらせず、ポジティブに考え直すことにした。
人間てたくましいなと思った。

ポジティブに考え直した結果
↓↓↓
①異形成の段階で発見できてよかった。がんが転移したり子宮全摘出になることに比べたら月数千円の出費は安すぎる。

②色々社会に不満を持っていたが、そもそも健康で生きてることが当たり前でないことに気づけた。

③その結果、この世界に対する執着が少なくなった。
仕事、友達、彼氏、家族、新しい服や靴、旅行、食べ物

保持していたいもの、手に入れたいものはもちろん今もあるが、別にそれらがずっと保持できなくても別にいいやと考えるようになった。

大切な人との楽しい時間はもちろん必要だけれど、それに対する執着のようなものは、異形成があることがわかってからかなり減った

どんなに頑張って働いても、いつか仕事は辞める時が来るし、
どんなに美味しいものを食べても、翌日にはほとんど排泄される
どんなに素敵なものを持っていても、こころがずっと満たされるかはわからない、飽きるかもしれないし、もっと良いものが欲しくなるかもしれない
こうした考え方になったことで、なんとなく生きることをシンプルに、ライトに捉えられるようになった

なににも期待していないので、すごく怒ることもないし、過度に思い詰めることもない

まあ変わらないものなんてないので、これも一時的な価値観で、また辛くなったりするんだろうけど、とりあえず今を大切に生きたいという気持ちを思い直せたので、その意味で、この歳で病気?になれて、それと向き合うという経験をできている自分は恵まれていると思う

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