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きょう心にしみた言葉・2024年1月17日

しあわせってなに
人気者になること
それとも
ひとりぼっちで悲しいときに
だれかが気づいて
心配してくれることだろうか

しあわせってなに
なにかを やりとげること
それとも
なにかに取り組みはじめることだろうか

しあわせってなに
自信をもつこと
自分をたいせつにすること
そして
自分と同じくらい
ほかの人も たいせつにできること

「しあわせ」(レイフ・クリスチャンソン・文 にもんじまさあき・訳 
ディック・ステンべリ絵 岩崎書店)

スウェーデンでロングセラーを続け、日本でも長く読み継がれているレイフ・クリスチャンソンさんの全15冊の絵本シリーズ「あなたへ」の第5巻「しあわせ」から紹介しました。レイフ・クリスチャンソンさんは1937年スウェーデンに生まれました。社会科教師、教育長などを経て教育界から退くき、こころの問題をテーマにした多数の作品を発表しています。
心にしみる言葉は、時も場所も選びません。ただ、この絵本の中の言葉を追っていると、なぜか震災の避難所の光景が目に浮かんできます。大変な状況の中でも、なんとかみんなで「しあわせ」を分かち合おうとする人たちの姿が感じられます。
「だれかが気づいて 心配してくれることだろうか」
「なにかに取り組みはじめることだろうか」
「自分をたいせつにすること そして 自分と同じくらい ほかの人も たいせつにできること」

きょう1月17日は阪神大震災から29年。そして、今年の1月1日に発災した能登半島地震でも、多くの命が失われ、2万近い人たちが苦しい避難生活を送っています。
「自分と同じくらい ほかの人も たいせつにできること」を社会で共有したいです。

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