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きょう心にしみた言葉・2024年3月13日

この世界は、自分が思うほど
いいものでも、わるいものでもない。

わたしとあなたも、自分が思っているほど
同じじゃないし、ちがってもいない。

自分自身だって、自分が思うほど
すごくもないし、バカにしたものでもない。

人に、自分に、世界に、みらいに、
期待しすぎたり、しなさすぎたり。

「自分の中のイメージ」と「現実」は、
どうしても ずれちゃうのよ。

だから人はいつも、予想がはずれて
びっくりしてる。

つまり人は、「思ってたのとちがう!」って
びっくりするために生きてるのよ。

「メメンとモリ」(ヨシタケシンスケ・著 KADOKAWA)

メメント・モリは、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな「死を想え」を意味する警句です。そして、死を想うことで今を大切に生きられるという逆説的な解釈へとつながる言葉です。MOE絵本屋さん大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞など世界的な賞にも数多く選ばれている絵本作家、ヨシタケシンスケさんの「メメンとモリ」は、冷静な性格の姉メメンと情熱家の弟モリのきょうだいの3つの物語から構成されています。

ほのぼのとした絵と文字からつくられる世界は、見る人の心をどこまでも癒してくれます。そして「人は何のために生きてるの?」という重く深い問いかけにも、心にしみる答えがひとつひとつ発せられています。

思ってたのとちがうから、
世界はつらいし、きびしいし、
たのしいし、うつくしい。

「なんのために生きているのか」の
こたえは、まいにちちがってても
いいわよね。

ヨシタケシンスケさんの世界は、3月1日に公開したライフリンクが運営する新しいウェブ空間「かくれてしまえばいいのです」の中にも広がっています。


ウェブ空間「かくれてしまえばいいのです」について説明したnoteの記事です。

「かくれが」にも、ぜひお越しください。

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