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ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」①

ライフリンクが、自殺対策強化月間が始まる2024年3月1日に公開したWeb空間「かくれてしまえばいいのです」は、多くのメディアに取り上げられています。「かくれてしまえばいいのです」が多くの子どもや若者たちの居場所になることはもちろんですが、報道によって自殺対策への理解が広がることを願っています。

公開時にあわせて報じた3月1日の毎日新聞の記事です。

「この世から消えてしまいたいほどつらい時は、一度この世から隠れよう」という提案だ。絵本作家のヨシタケシンスケさん(50)が全面協力し、優しい世界観を作った。匿名、無料で24時間利用できる。背景には、深刻な子どもの自殺問題がある。2022年は小中高生の自殺者数が過去最多の514人に上り、高止まりが続いている。同NPOが運営するSNS(ネット交流サービス)相談「生きづらびっと」は毎月1万人前後がアクセスしており、そのうち半数以上が20代以下だという。


TBS
テレビも公開にあわせて報道しました。

厚生労働省によりますと、去年1年間に自殺した小中高生は500人を超えていて、ライフリンクの相談窓口対象は「生きることがしんどい」と感じている子どもや若者を想定しています。

オンライン上の「かくれが」がコンセプトとなっていて、AIのロボットに自分の気持ちを話すことや、ヨシタケさんが描きおろした小話など、さまざまなコンテンツを匿名で24時間無料で利用することができます。

絵本作家 ヨシタケシンスケさん
「この世が嫌なときにあの世以外の場所というのがあれば、そこに一時的に避難してまたこの世に戻ってくればいいじゃないかという一つの選択肢を作
りたかった」

厚生労働省によりますと、去年1年間に自殺した小中高生は500人を超えていて、ライフリンクの相談窓口には、子どもたちから「家にも学校にも居場所がなく消えてしまいたい」などの相談が相次いでいるということです。

フジテレビは、記者発表が行われた2月21日に報道しました。

ヨシタケシンスケさん:
この世が嫌な時に「あの世」以外の場所があれば、そこに一時的に避難して、またこの世に戻ってくればいいじゃないかっていう一つの選択肢を作りたかった」

フジテレビでは、3月22日朝の情報番組「ノンストップ!」に、ヨシタケシンスケさんが出演し「あの世でも、この世でもない、その世」という表現で「かくれてしまえばいいのです」への思いを語りました。

清水康之代表は、X(旧ツイッター)にこう投稿しました。

『かくれてしまえばいいのです』は、「どこにも居場所がない」「生きる場所がない」と、生きることにしんどさを感じている子どもや若者に、「ここにおいで」「ここにいていいんだよ」「生きてていいんだよ」と、そんな言葉を掛けてあげたくて、絵本作家ヨシタケシンスケさんに全面協力いただき創り上げたWeb空間(オンライン広場)です。「死にたがることができる安全な場」になればと思っています。


次回も、「かくれてしまえばいいのです」の報道を見ていきます。

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