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57.抱っこ法で変わった娘

スピリアルライフナビゲーター
マルコヒロミです。

こちらのブログを選んで下さいまして
どうもありがとうございます。

まとめ記事

前回の記事

出産後3ヶ月経った頃の出来事です。

母乳の出が悪く
桶谷式母乳マッサージの施術を受けた時に
お世話になった新山さんが
子育ての悩みを親身になって聴いて下さいました。

私の子育てがあまりにも辛そうに見えたようで
「抱っこ法」を教えて下さいました。

★抱っこ法とは★

1960年代にザスロウ博士によって
創始された心理技法で
海外では、主に心の交流が難しい
自閉症児等の教育のために
活用されてきました。

日本に紹介されたのは1980年代で
ザスロウとの共同研究者だった
カナダのアラン博士との交流を経て
当時千葉県の「つくも幼児教室」の
室長をしていた阿部秀雄
(現・日本抱っこ法協会名誉会長)
によって導入されました。

以来、日本では独自の発展を遂げ
自閉症のみならず
一般の子ども達の心を育てるのにも
有効な方法として確立されました。

現在では、子どもと大人が心を通わせながら
共に成長していくための
心育て(心育ち)の原理として

広く子どもと関わる仕事をする方々
ハンディのある人と
関わっている方々、子育て中の父母から
熱い支持を受けるようになってきています。

  抱っこ法では
表面に現れた行動の奥にある子ども(あるいは大人)
の隠された気持ちにふれていき
その気持ちを受けとめていくことによって感情解放を促し
本来の情緒の安定・意欲・成長力等を
回復していく援助をしていきます。

また、知的あるいは情緒的な遅れをもった
児・者の情緒的な基盤に働きかけることにより
親子関係をはじめとした
人と関わる力や学習意欲を育てていきます。

抱っこ法の利点は
こういったカウンセリング的な関わりを
対象の年齢を問わず実践できる具体的な方法を
もっている点にあります。


■抱っこ法の適用例■

助産師さん・保健師さんなど
赤ちゃんと関わる職種の方が
赤ちゃんの心を理解して
産後の揺れやすいお母さんの心を
支えたりするため

幼稚園・保育園の先生など
幼児と関わる職種の方が
集団参加が難しい子どもに
働きかけていくため

また、子育て中のご両親が
わが子とのよりよい親子関係を
築いていくため

対人関係の基盤となる
情緒の発達を促すため

引っ込み思案・乱暴・落ち着きがない
我慢がきかない
といった子どもたちの問題に取り組むため

小中学校の先生などが
子どもの学習意欲の基盤となる
情緒の安定をはかるため

自閉症・LDなどの情緒的障害をもつ
子どもたちの行動障害を軽減して
「二次的障害」を防いだりするため

育児・子育て相談の専門家として
子育てに悩む親の気持ちを支えて
親子への継続的援助をしていくため

成人知的障害者と関わる職種の方が
障害者の心を理解したり
行動障害を改善していったりするため

その他、多様な適用場面があります。

萩原 光(はぎはら こう)さんのサイトより

「抱っこ法」を教えていただくまでは
子どもを泣かせてはいけないと思い
泣いたらすぐおっぱいを含ませ
抱っこしていました。


新生児のうちは、それでも大丈夫なようです。

しかし、それを繰り返すことで
赤ちゃんが不快なことがあり
感情を外に出さなければならない状況の時に
おっぱいでまぎらわせて
感情を抑圧させてしまうと


家族や、関わる周りの人達と共に
成長した赤ちゃんが本人が苦しい思いをしたり
病の原因になることもあると知りました。


それからは意識的に感情の発散の意味で
私と娘のふたりきりの時に限り
意図的に泣かせることにしていました。


両親や旦那様のいる時にすると
誤解される恐れがあるので
意図的に泣かせるのは
あくまでも「ふたりきりの時」に
限定することをお勧めします!


泣けなくなっていた私も
少しずつ「泣く感覚」を思い出して
泣きたい時に泣けるようになってきました。

別にほったらかしにする訳でないのなら
ある程度泣かせても全然大丈夫
とわかってからは
少し氣が楽になりました。

新山さんから、札幌の隣町
北広島市の自宅サロンで
抱っこ法の援助をされている方を
紹介していただき
早速サロンへ行きました。

少し成長してから娘には下のような特徴がある
と分かってきました。


抱っこをせがむ割に、すぐ抱っこから降りる

べそをかいたことがなく、常に怒り泣きする

怒り泣きは目から出てくる涙が少ない

体に力が入っているので 抱き心地が悪い

昼夜関係なく抱っこしないと眠る事が出来ない

ほんの僅かなことで怒りが大爆発する

一度パニックを起こすと2時間は収まらない

一日に何度もパニックを引き起こす

おっぱいからなかなか離れず離乳は3歳半だった

眠る前と目覚め時の機嫌が最悪で私から離れない

夜のおねしょが2~3回(真夜中と明け方)

「泣くことは悪いこと」という思い込みがある

異常な程の多動で急にどこかへ居なくなる 

といった感じで
感情の発散が上手く出来ない子どもが持っている特徴
を殆ど全て持っていました。

幼稚園の年少さんまでは、それはそれは大変で
私自身我慢の限界を超えて
神経衰弱になってしまう程
深刻な状態になりました。

津野さんには自宅に何度も来ていただき
抱っこ法での対応の仕方を教えて頂きました。
ちょうど来てくださったタイミングで
娘のパニック真っ最中だった時もありました。

抱っこ法の本領が発揮される重要な場面です。
こういう時に、ひとりで対応しようとしても
なかなか上手くいきません。

津野さんにポイントを教えて頂きながら
感情の発散が起きやすくなる横抱きにして
力強く暴れる娘を必死で抱きます。

暫くすると徐々に暴れる力が弱くなり
怒り泣きだったのが
泣きべそへと変わっていきました。
それから私の腕の中ですやすや眠りました。

泣き疲れて寝るということが
一度も無かったので本当に驚きました!!
津野さんには本当にお世話になり
感謝しかありません!!

そんな中、私は、こちらの本に出会い救われました。

ちょっと気になる子の育て方―「困った子」がみるみる「いい子」になる方法!


この本を読んで、かつての娘のような
「ちょっと氣になる子」の
本当のことが理解出来るようになり
天と地が反転したのでは?と感じる程
心が軽くなりました。

私の心が楽になると
娘は私に本音で話をしてくれるようになりました。

「わたしはおかあさんをたすけるために
うまれてきたの
おおきくなったらおかあさんに
すぱげってぃーつくってあげるから
たのしみにしててねー♡」

「おかあさんも、たたいちゃったことあるね。
たたきたくてたたいた訳じゃないの。
本当にごめんなさい」

娘と抱き合いながら
2人で大粒の涙を流しながら
何度も何度も「あっという間に仲直り♡」
を繰り返すようになりました‼︎

そうして徐々に感情を解き放って
今の私と娘の状態になっていったのです。

抱っこ法とは
生まれ持った「緊張」と「我慢」が影響して
感情の発散が上手く稼動出来なくなってしまった
赤ちゃんや、子ども、大人の立場を深く理解し
優しく寄り添い安心感を与えることで
その人が持っている本来の魅力的な姿を
引き出していくものだと私は思っています。


今の娘はいつも面白い事を言って
ケラケラ笑っている一緒にいると
とても楽しくてひょうきんな子です。
そんな平和な姿をみることが出来ている
今の暮らしに深く感謝しています。

何故娘と私に
このような過酷な状況がやってきたのか?
それに関しては追々書いていきます。

次回は
58.「自然療法との出会い」です。


最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。

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