「達成型」から「実現型」・「独力」から「共に」へのシフトが求められてきている!?
先日、ある起業家の友人の相談に乗らせてもらいました。
当初は、人材採用の話だったんですが、
(会社員時代の経験がまさか今になって活きてくるとは!)
そもそも「なぜ人材採用するのか?」という話から、実は、動機が「しなければならない」から来ていることが分かりました。
これは、言い換えると理想と現実のギャップを埋めるアプローチです。
これが良いとか悪いとかではなく、ギャップを埋めようとするイコール「今はないから、○○する」というアプローチではそれ以上進めなくなるフェーズがあると感じています。
進めなくなるというのは自ら葛藤を生み出し、行動がスムーズにできなくなるということ。
そんなときはシフトのタイミング。
何から何へのシフトかというと、ギャップを埋めるのではなく、「今湧いていることを表していく」というアプローチへのシフト。
言い換えれば、達成ではなく実現ということ。
キーワードで言えば、
左脳的ではなく、右脳的・感性的
男性的ではなく、女性的
狩猟型ではなく、農耕型
その人も深く深く掘っていってみると、実はずっと表現したかったけれど、表現していない領域のことがありました。
これだ。
それは、外側につくり出そうとしなくても、すでにあるもの。
湧き続けているもの。
なのですが、ずっと表現していないから、例えていうなら胎児よりもまだ小さい存在です。
これから大切なことは、その小さいけれど、確かな想いを育てていくこと。
そこを盛り込んだ事業であれば、サイドブレーキをかけることなく、取り組んでいくことができるのです。
達成スタイルではなく実現スタイルへのシフト。
友人が人生レベルでの転換期にいるということが分かりました。
しかしながら、左脳優位になってしまっていると、
(ほとんどの場合なっているんですが) 結果を焦ってしまいます。
どうしたら効率的にその想いを育てることができるだろう、早く形にできるだろう、そうやって考えてしまうのです。
しかし、ギャップを埋めるプロセスとは違って、最初のうちは非科学的で、自然なアプローチが求められます。
ここで自分のチャンネルを左脳から右脳に変えることができるかが、自分の想いを育てられるかどうかの最大のポイントになります。
狩猟ではなく、農耕。
もちろん収穫のために必要なポイントはありますが、基本的には自然(不確定要素・他力)と共にやること。
だからこそ、先が見えなくてやめたくなるというか、効率性に走ってしまうのはありますが、それが、ずっと湧き続けている想いであるならば、必ず、形になるんだ、そう信じて、その道を進むことができるかどうかが、その先の真の充実を実現するために重要なことです。
引き続き、友人を応援することを通じて証を見せていきたい。
最近、
・達成型から実現型へ
・「個力」から「共に」へ
のシフトのタイミングの方を支援する機会が多いです。
個人的には、社会そのものがそういうシフトをしていると感じています。
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