父の「寝言」と隠された思い
父は、起きていてもやかましい人でした。
難聴なので、声が自然に大きくなる側面もありましたが、あれこれと文句やら意見やらを言いたいので、
「お父さんがいると、やっかましいな」
という日常です。
それで、寝ていてもやかましいのです。
まずは、いびき。何だか知らないけど、まあ象や虎がいるような
「があがあ」系でした。
そして、寝言です。これも大きな声で、
「えっ、何?」
と思うことをいいます。
「〇〇の書類は、なんで違うんや!」
とか、リアルな仕事状況を持ち出して、ほぼ八割文