初めての記事がこれってどうなん？というのは置いといて、こういうゲームをやった感想をごりごり書いてメモする環境が欲しかったのでそうやって使います。たぶん。

月姫リメイク、買ったのはたぶん去年なんだけど最近なんとなく手をつけて、そのままエンドリストコンプまで走り切ってしまった……

そして

こうなって

こうなった。

瞬間風速のオタク…………………………
あとなんで私はFGOのアルクを華麗にスルーしたんですかね？復刻したら引きます。絶対。

でも疑似鯖でも遠野志貴は来ないと思うんだよね。あまりにも存在が違いすぎる二人が奇跡的にすれ違えるのは月姫だけ……であってほしい。それはそれとして遠野志貴が実装されたら引きますが(クソ)

・ネタバレを極力排した感想

まず型月ノベルゲーはPSVのFate以来だったんだけど、ノベルゲー……？って首を傾げるくらい画像が動く動く。それにSEも乗っかるもんだから余計にノベルゲー……？ってなる。
特に戦闘シーンとかすごいね。あれ静止画動かしてるってマジ？

スチルかと思ったらスチルじゃないの多すぎ。見せ方がうますぎ。なんだこれ？

ノベルゲーって不思議だよな……物語読んでるだけってそれなら小説なのに、そこに画像とかBGMとかSEとかルート分岐とかそんなのくっつけるだけで「ゲーム」になるんだもの……不思議……

ちなみに私はノベルゲー好きなタイプです。

ノベルゲーなのだから、ストーリーも当然よい。いや思ってた10倍くらいよかった。
この月姫リメイクは所謂「月の表側」外から来た吸血鬼や教会との物語の方だけをピックしたもので、アルクェイドとシエルという2ヒロインのルートがある。

2ルートだけなの？って思うかもしれない。私も最初そう思ってた。でも違った。

実質2ルートとは思えないほどのボリューム。そして些細な選択によるルート分岐でこうも変わってしまうのかというノベルゲー特有の興奮。これがもう、本当にすごかった。詳しいことは書きたくない。書けない。私は詳しいことを知らないから本当に楽しかった。この楽しみを後続から奪いたくない。

というわけで、
今まで私に月姫のネタバレをしないでくれたみんなー！！！
ほんとーーーーにありがとー！！！！！！

月姫未プレイの人、こんな記事読んでる暇あったら月姫リメイクをやろう。

まあ、

それはそれとして。

ネタバレありの感想を

語ってもよろしいですかな？

・ネタバレがある方の感想

まず第一に、アルクェイドが想像の50倍くらいかわいかった。

金髪赤目とかいうド王道吸血鬼なデザインで、私が外見に惹かれる要素はゼロだった。でも彼女はその無邪気な行動、あまりにもおばかなところ、戦う姿の美しさ、どんなに遠野志貴が乱雑な扱いをしても好き好き大好き私だけの殺人鬼！って懐いてくる姿にKOされた。本当にかわいかった。
私がFGOアルクを引かなかったことを後悔したのはそのせい。

まあそれだけにシエルトゥルーで最大のラスボス(物理)になったときはなんか可愛いというより「こいつやべえな」ってなったわけですが。

これがラフボス系ヒロインか……(別作品)

ロアの「これでは千年の恋も冷めるというものだ」というセリフにとても納得したよね。愛の裏返しで巨人になるな！！そうなってもいじけたり意地張ったりしてるのほんと、そういうとこだぞアルクェイド！！

それはそれとして本当にかわいいし幸せになってほしいので、マンガ真月譚みたいに志貴がブリュンスタッド城まで迎えに行ってあげてほしいね。
たとえ志貴の寿命がそのあと瞬きほどで終わってしまうとしても、その瞬きの間の思い出をアルクェイドは夢に見て生きていられるだろうから。

次、シエル先輩。

アルクルートのアルクェイドがかわいすぎてぶっちゃけヒロインとして成り立つのか……？って不安に思ってて割と実際そうではあったんだけど、遠野志貴という「唯一ロアを殺せる者」に救われて、その彼の命を救って求めていた「自分の死」を得るというのは……本当に、ストーリーとして美しかった。間違いなく聖女で、善き生で、強い人だった。

確かに彼女は元々ロアで大変なことをしでかしてしまったけれど、だからといって、死なない体があるからといって、戦い続けられるのは明らかに始まりから善い人なんだよな……

そのシエル先輩が薔薇の魔眼から出るときの自分との対話で、最後に「この、偽善者」って言うのが……本当に、自分を許せない人なんだなって。嘘をつけなくて、楽に生きることを許さなくて、トゥルーで志貴と一緒になって楽しみを知ったとしても……彼女が自分を本当に許せるようになるのは来ないんじゃないかな、ってくらい。

シエルトゥルーの志貴も、いくら半死徒とはいえ半分だし、そもそも今後も魔眼を使い続けることが示唆されてる(たぶんお目溢しの条件が「魔眼による吸血種の排除」なんだろうなあ……)から、間違いなくシエル先輩を置いて逝くんだよね……元より寿命が違うアルクとは違って、同じ人間同士なのにね。

志貴が死ぬ間際だけは、嘘でもいいから、一瞬でもいいから、自分を赦してほしいな、と思う。

アルクルートは間違いなく恋物語だけど、シエルルートは少し違うような気がする。なんでだろうね、シエル先輩は純粋に「もういいから幸せになってくれよ……っ！」って感じだからだろうか……それこそほっとけないってやつ……

いやアルクも大概ほっとけないんですが。

次、問題児・遠野志貴くん。

型月恒例・どっかぶっ壊れてる系主人公。目がぶっ壊れてるのはともかくとして、目がぶっ壊れてるせいで精神もぶっ壊れたし、覚悟キメたときがやっぱおかしいよ型月主人公……

アルクェイドに自分だけが傷をつけられるのが密かな誇り、っていうのがアルクの「私だけの殺人鬼」と繋がってるのはとても尊いね。それを口に出せ遠野志貴。言わなきゃ伝わらねえんだよあの天然真祖様にはよぉ！

世捨て人みたい、と言われてるしそもそも個人の持ち物が少ないし達観してるし、本当に有彦はなんでこんなのと親友になってくれたんだろう？ありがとうございます。

有彦が本当にどのルートでも志貴にとって現実とのアンカーになってて、親友だなあ……って出てくるとき安心した。どこかのワカメとは違うなぁ……

というか魔眼の酷使でへろへろになる志貴見ると、如何に元々直死の魔眼を持ってる両儀式のスペックがやばいかがわかるね。

マンガ真月譚読んだり型月wikiつい見ちゃったりしたんで彼の本当の出自については「なるほどなぁ」してるんですが、そのへんリメイクで見たいので早く月の裏側の物語をですね！！レッドガーデンをですね！！！！

かつて、ヒロインがいるタイプのノベルゲーって主人公に投影するのが普通だったんだろうけど、昨今のノベルゲーはとても投影なんて無理だし、そんな主人公を何年も前にエロゲで出した型月、やっぱどうかしてない？

というかリメイクされすぎてヤッてそうなシーンが片手に収まるくらいしかないんですが……なんならマンガ真月譚のほうが直接的にヤッてるんですが……

てかリメイク前ノエル先生いなかったならシエルルートの大ボスってなんだったんですか？ヴローヴが元はネロ・カオスっていうのはマンガ真月譚読んだから理解したんですが。

みおちゃんとか斎木包帯野郎とか、月の裏側の話もめちゃくちゃ手が入れられるんだろうなぁ。え、あらく先生もリメイク前いなかったの？マジ？ええ……
あらく先生も死徒っぽいよなあ。あのシエル先輩がはっちゃけロアしてたときの蜘蛛みたいな死徒なのかな？

あと秋葉がアグレッシブ妹なのはマンガ真月譚で知りました。つっよ…………

秋葉、噛めば噛むほど味が出るツンデレだからヒロインになったときが楽しみです。

なんか遠野志貴の話じゃなくなってきた。まあメモだから……これは未来の私に向けた感想のメモだから……

ああそうだ、あと裏ボスというか元凶であるロアくん。アルクルートとシエルノーマルだと普通に敵なのに、「この体ちょっとやべーからいいやっていうかこのままだとこの体ごと死ぬわ」ってなったシエルトゥルーで助言してくれたり手を貸してくれたりフランクなやり取りしてくれるようになったり、そういうのオタクくんが好きだって知ってるでしょ！！！！

かつての敵との共闘ほど燃えるものはない。まぁ問題は二人で立ち向かってる敵が巨大化したヒロインだってことくらいですかね。

でもシエルトゥルーのロアも、志貴とのやりとりで少しは自分のアルクェイドへの感情が恋だったって気づけたのかな。「相手にされてないぞ」に対して乗ってるもんな。
やったことは情状酌量の余地もないド外道だけど、もしそうだったら彼もまた遠野志貴に救われた一人になるのかもしれない。志貴、主人公だなあ……

あとなんか言う事あったっけ？とにかくすごく面白かった。月の裏側、楽しみです。

おわり。