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新事実・フン尿で作る優しい窒素。


お久しぶりです。今日はタイトルにあるように新しく知った「窒素」の話をお届けします。
私たちが扱う「MOOCAL-700」の可能性のお話しにもなってしまいますが、読んでくれると嬉しいです。


フン尿+土壌菌=アミノ酸

今までアンモニアと、硝酸態窒素だけを植物は使える!と書いていました…が、他にもありました。
それがアミノ酸です。

アミノ酸と言えばうまみ成分だったり、二日酔いに効くというのが一般的。実は植物はこれを窒素として吸収できるんです。(目からウロコでした!)

アミノ酸の窒素としての効果。日本作物学会記事より引用



フン尿のタンパク質を土壌菌が分解すると…このアミノ酸が作られるのです。このアミノ酸が植物や酪農家さんに大きなメリットになり得るのです。しかも「ノーリスク」なのがすごい。少し説明させてください。

アミノ酸はノーリスク

窒素として植物が吸収できるのはアンモニア・硝酸態・アミノ酸の3つです。

化学肥料に入っているのはアンモニアと硝酸態。この二つを植物が吸収する時は「」が必要になります。(これは牛のエサの原理と似ています)

糖を使って植物内で「アミノ酸化」してタンパクの合成や、酵素を作ります。これを窒素同化と言います。さらに、土中からアンモニアと硝酸態を吸収する際に、根から引っ張るためにも糖を使うのです。

アミノ酸にはその必要がありません。植物にとって糖の効率が良いのです。では、糖が使われると植物にとってどんな悪影響があるのか?を書いていきます。

糖がたくさんあると、植物はどうなる?

画像のように表面がツヤツヤした草を見たことがありますか?(酪農家さんならペレニアルライグラスを想像してください)

クチクラ層の有無

糖が増えると、植物は表面をワックス状の成分で覆います。これは害虫や害病予防になります。そして、当然植物内部にも糖が増えます。草や実も甘くなるという事ですね。メリットはたくさん見えてくるはずです。

光合成の力

じゃあ、アンモニアや硝酸態ではなく、アミノ酸を使って糖分を減らさない事と、より糖を増やしたら良いじゃないか。という答えに行き着きます。

植物が糖を増やすには光合成が必要ですよね。(筆者は微塵も覚えていませんでしたが)この光合成を促すには…はまた別の機会に書こうと思います。

結論

化学肥料の窒素は糖を使ってしまう。
糖を使うと植物は弱くなる可能性が高い。
アミノ酸は糖を使わず、窒素を供給できる。

MOOCAL-700ならフン尿から高確率でアミノ酸を作り出す事が出来ます。(菌の事なので断定出来ないのが残念ですが)フン尿を処理するものだ!と感じている酪農家さんにはピッタリです。


気になる方はご連絡をお待ちしています!
最後まで読んでくれてありがとうございました。


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