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僕らの目指す「再生可能」とは。

日本語とは難しいもので、
似たような意味でも違う言葉があったりします。

今回のタイトルは「再生可能」という言葉。
類似しているのは「持続可能」という言葉。
SDGSも持続可能ですよね。

僕らsoilが「持続可能」ではなく
「再生可能」にこだわる理由は

改善前の状態を持続してどうするの?」です。

現状維持は衰退である。と福沢諭吉も言います。
(これは完全に余談です)

ちなみに、再度フォローしておきますが化学肥料が悪いとは言っていません。悪いのは「知らないまま土に悪いことをしている」という行為です。

つまりは選択肢がないという事が良くないと思うわけです。だから毎日少しずつ知っていきましょう。
※いつか勉強系は一つのページにまとめますね。

今日も化学肥料について。内容は少し難しいです…
結論だけ知りたい人は最後までスキップしてください。結論は簡単なので。

窒素


植物が吸収できる窒素(N)は
アンモニア(NH4)と硝酸(NO3)の2つだけです!

この二つ、酪農では敬遠されがちなワード。植物には役立つのです。アンモニアは菌が分解すると水素(H)が出るので、土壌が酸性になります。が、害が出るのはみんな過剰なだけです。

ちなみに
タンパク質→アンモニア→硝酸⇔窒素
と菌によって形を変えていきます。

そして、この時の窒素は耕されると笑気(N2O)になって空気中に放出されます。これは温室効果ガスで、CO2の200倍と言われているのです。(JAの環境対策補助金の条件に不耕起栽培が入っているのはこれも理由です)

更に、窒素の半分以上は川や海に流れます。これも大きな環境問題になっています。

結論


化学肥料の窒素はすぐに効きます。
化学肥料の窒素は半分以上が流れます。
化学肥料の窒素は土が酸性化します。

よって、使いすぎると土壌生物は住めなくなります。

何事もバランス。
再生可能な土壌を意識していきましょう。

今日も読んでくれてありがとうございました!


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