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インベーダーが来てしまった・・

プシュン プシュン プシュン

「うおぉ~!!!」

「おさる、やるなぁ~!!」

とうとう、駄菓子屋さんにインベーダーゲームがやってきた。

「へっへっへっ」

僕は、教室では「チビ猿」とまだまだバカにされているけど・・

手先が器用でゲームは得意だ。


学校にいてもゲームがしたくてウズウズしてる。


「そんなのばっかりして、お母さんに怒られないん?」

カナちゃんだ。

年下のくせに相変わらずうるさい!!

「うん」


お母さんはお父さんの仕事を手伝っていて忙しい。

かわりに、おばあちゃんが何かとうるさい。

「無駄遣いばっかりして!」とよく怒るからだ。

ゲームするお金がなくなると、僕はおばあちゃんにおねだりする。

「ケチ」

喧嘩してもいつも

僕は、おばあちゃんと一緒の部屋だ。


「あぁ~インベーダーが僕を呼んでいる」

ふと、部屋のタンスの上をみると大きな瓶に小銭が半分くらい入っていた。

おばあちゃんがいつも、そこにお金を入れているのを僕は知っている。


「おばあちゃん、なんでお金入れてるの?」

「う~ん、何でかなぁ~」

「あ、この瓶がいっぱいになったら、おさると美味しいもの食べようか?」

「うん!」


プシュン プシュン プシュン

「また、ゲームしてるの?」

「うるさい」

「そんなにいっぱいお金貰ってるの?」

「あっちいけバカカナ!」

「ばぁーか」

カナちゃんは走ってどっかに行ってしまった。

僕は、4年生になっていた・・・。


ごめん・・

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