今期の設計課題の反省点

こんにちは、クエです
大学の設計課題の図面提出と発表が終わり、残る後期の授業も消化試合となりました。というわけなので今回の設計でこだわった挙句に失敗した失敗談でもしましょう。

今回の課題は集合住宅の設計でした。計画地は大通りの角地であり、北と西に道路、南は公園で、東に住宅があり周囲には北東方向以外には高層の建物はない非常に見晴らしの良い敷地です。そんな敷地で私は車好きのための集合住宅を計画しようとしました。その考えに至った経緯としては、課題文の前置き的なことに住民同士やその周辺の人々が関われるような住宅って書いてあって関われる共通のコンセプトを考える際に生活に必要なものから考えていきました。ある程度案を出しながら生活の必需品として車が思いついた際に「車を自慢するための家にしよう」と天啓を授かりました。住戸にガレージを設けようから住戸には車で行くようにスロープを作ろう、どうせならスロープで緩やかに上がりながら住戸を配置していったら立面が面白くなるのではないかまで一通り思いついた結果、建物の外形が決まりました。これが地獄への切符になるとは思いもしなかったですが。
そして住戸部分の計画を始めました。住戸自体の間取りをある程度作り、住戸の配置に移りました。そこが一番時間がかかったどころか完成しなかった原因です。

A地点からB地点まで行くのに1500mm高さが上がり、A地点からC地点まで行くのに3000mm上がっていくという1辺の距離を進むごとに1500mmずつ上がっていく方式にした結果、平面で計画しているときに高さ方向の感覚が狂いメゾネット住戸の階段がとんでもない高さになったり、住戸数が必要数を満たさなくなったりと踏んだり蹴ったりでした。
どうにかこうにか提出や発表する際の体裁だけは整えて出しましたが、評価は散々でしたね。

反省点としましては、まず自分の技量にあってなかったことが挙げられます
できないことに挑戦しようとしたところまではいいんですが難しすぎるとやる気も削がれ、やりたくなくなるために自分の技量と相談しようと思いました。他には事例研究をあまりしなかったことですね。全部屋インナーガレージ付き5階建て集合住宅の事例なんてあるわけがないとは思って調べるのを途中でやめていましたがそれではなく常に高さ方向が変わる建築物の事例を調べておけば住戸の配置の時には苦戦しなかったと思います。

今回は以上となります。このように自分が設計課題で苦労した点を書き連ねて客観的に見ていけば自分の設計の力を高めていける気がするので今後も続けていきたいですね。
また、次回も会えたらいいですね。

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