さだまさしブーム〈前編・第一次〉

「第二次さだまさしブーム」が、不意に訪れた。
これは、世間的なブームではなく、あくまで個人的なムーブである。



第一次ブームはコロナ禍の2021年。

企画枠で出場し、「奇跡2021〜紅白バージョン」を披露したNHK紅白歌合戦と、年明けの「新春生放送! 年の初めはさだまさし」(通称・生さだ)を観て、ハマった。

紅白は毎年観ているが、大学生の私が紅白の舞台に立つさだまさしを観たのはこの時が初めてだった。(調べたら、2007年以来出場していなかったらしい)

フルオーケストラで披露され、生演奏の迫力、歌声、歌詞に胸を打たれた。

「奇跡2021」は、30年ほど前の楽曲「奇跡〜大きな愛のように〜」をセルフカバーしたもので、2020年10月に配信限定でリリースされた。
歌詞がコロナ禍に生きる私の心に刺さった。



「いい曲作るなぁ〜」「いい曲歌うなぁ〜」と思っていたら、年明けの生さだで、さだまさしのトークの上手さに驚いた。

以前、「さだまさしのトークが面白い」という話を聴いたことがあったので、紅白の流れでなんとなく見始めたら、そのまま観入ってしまった。
観入ったというよりも、聴き入ったと言うべきか?
話が面白いと親近感が湧く。


視聴者が投稿したハガキを元にトークをしたり、親交のあるゲストを招いたりする番組なのだが、私は普段からラジオを聴くのが好きなので、ラジオのような形式のこの番組の雰囲気が性に合う。


ちなみに、私も一度、生さだでハガキを読んでいただいたことがある。
嬉しくて、NHKプラスで5回くらいは見返した。


ここまで第一次ブームについて綴ったが、ここで一旦区切って、これを前編、第二次ブームを後編として綴ろうと思う。

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