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強さと繊細さ

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

私は強い人と思われ勝ち。
確かにへこんでも立ち直ってきましたし、変化を恐れずに生きてきました。

他人というのは勝手なもので、今の私が一人で仕事して、元気に過ごしているとずっとずっと幸せで恵まれてきたんだろうと想像され勝ちです。


一人でやっていると”いいね、好きなことだけできて”と言われることが多いですが、苦手なこともやらないと一人での仕事はできないのです。
誰も替わってくれないから、大変なこともあります。

庭の紫蘭

私は小さい頃はひどい人見知りでした。
恥ずかしくて母の後ろに隠れてばかり。

無口でぶっきらぼう、やせっぽちで怖がりな子供でした。

目立とうなんてこれっぽっちも意識していませんでした。
まぁ、足が速かったくらいかな?自慢できたことって。

中学の時に家が全焼しました。


この時にあっけなくモノは無くなるのだということを知りました。

恵まれた環境でぬくぬくと育ったというわけではありません。
だからって不幸だったとも思いませんが、、、

肩書とか名誉とかが嫌いなのは全てを無くして、もう一度やり直してきたからかもしれません。いわゆるいいところのお嬢様でもなかったですしね。

だれしもいろいろな痛い思いを乗り越えて生きているものです。

それをどう受け止めるか、受け止めてどう生かすかでその後の人生は大きく変わるでしょう。

もし、私が火事にあったから貧乏で悲しかったなんて過去を引きずっていたら、弱さを武器にするようなつまらない奴になっていたかもしれません。

私は火事のことなんかとうの昔のこととしてきました。
そんなことをハンディだと言葉にすること自体、一種の反則だと私は思います。


今回、初めて文字にして告白しました。


過去のあれこれでなく、今の自分がどう生きるか、どう生きているかが大切。

弱虫だった私は強くなりました。


だからと言って、感性が消えるわけではなく、きついことを言われれば傷つきます。


強さと繊細さは並び立つことだってあることを知って欲しいと思います。

繊細だからこそ、モノづくりを仕事にしています。
強いから一人親方を続けています。


弱虫だった私はいろいろな経験を積んで、強くて繊細な人になりました。

ミニチュアちさと工房
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