先日、ご縁があり読ませて頂いた記事に
ご主人の事を書かれている記事があった。

それが、まるでウチの夫の事のようだったので「あぁ、共感！」と思い、
深刻なお話しであるにも関わらず、
ちょっと笑ってしまった。
この時はまだ日頃の不満くらいに感じていた。

さっそくコメントさせて頂いたのだけど、
コメント欄のやりとりは、記事の中の日常の様子を書かれているのとはまた少し違った
感じの印象だった。
他の方とのコメントのやりとりを読ませて
頂いた中で、
「アスペルガー」という言葉がちょっと
気にかかった。もちろん聞いたことはある。でも詳しく知ろうとはせずに今まできた。


私は以前の記事にも書いたことがあるけど
何かに属することを気にしない方だった。

どうやら自分がHSP気質だということを
職場の人たちとのおしゃべりの中で
知った時も、
「ふーん。そうか。なるほどね～。たしかに～。…」みたいな程度だった。

…あまり深く興味を持たず、そうゆうもんか。と思うだけだった。


でも、なんだか今回は違った。
アスペルガーが気になって仕方ない。
クリニックのページを読んでみた。

夫にガッツリはまっているかどうか？といえば7～8割ほどだろうか。


そのうち、「カサンドラ症候群」という言葉が出てきた。

アスペルガー症候群の人と近い環境にいると、そのカサンドラ症候群と呼ばれる症状が出たりすることもあるようだ。

カサンドラの人たちの体験や、悩みがたくさん書かれているところを見つけた。

そこには「あれ。これは私の事？」と思う事が次々と出てきた。
読んでるうちになんだか分からないけど
涙が出てきてしまった。


アスペルガー症候群について書かれていた
クリニックのページの「よくある症状」
みたいなところからはあまりガッツリな感覚は得られなかったけど、
カサンドラ症候群の方たちの日常の経験からは、配偶者、親子、職場の人との関わりでのアスペルガーの方の言動や習慣がリアルに
書かれていて、その中で、
「え…こんなことも？これも？あれも？」と夫との日常で自分が見てきた行動や発言、
傾向がたくさん当てはまる。
こんなことウチの夫だけだ。と思っていたことまで。

ドキドキモヤモヤしてきた。

…私、ずっと苦しかった。

付き合ってる時も、結婚する時も、出産も、家庭生活も夫婦生活も、普通に、ほんとに普通に、楽しい時は楽しいと、嬉しい時は嬉しいと、、普通に表現してきたかった。


いつも夫の態度、発言、空気感ばかり気にして、その空気がイヤで、その雰囲気にしないために先回りして子どもにも注意して育ててきた。

50歳を境に、「今までの自分はこんなじゃなかった。もっと奔放で楽しいを追及して、
誰の目も気にしないで生きてなかった？」と頭をよぎるようになった。


夫とケンカして、「これからはもっと自分の好きなようにしたい。」と一生分の勇気を
振り絞って震える手を握りしめた時もある。


単に、性格の問題であって、何か改善する
方法があるはずだ。と試行錯誤してきた。

指摘されることに大いなる怒りがでるならば、指摘ではなく伝え方を変えてみよう。

どう言えばキレられないか？
空気を悪くされないか？
子どもたちが嫌な気持ちにならないか？

スピリチュアルを駆使して、引き寄せのために己を幸せにしよう。
風水を利用して断捨離しよう。
掃除を徹底しよう。
アレコレアレコレ。


でも、未だに、夫に次女を任せての外出は
落ち着いてできない。
どんな理由の外出でも。

帰宅した時に
「また俺のやることができなかった」と
言われる気がして。
自分は何も告げず2時間でも３時間でも出掛けたきり帰らないのに。
「どこ行ってたの？」とただ聞いただけなのに怒りの空気を出す。

以前、模様替えして整えたスペースは、
すでに元の状態になりつつある。

プリンターの上には物がたくさん乗せられ、床には宅配の段ボールが置かれ、
着ていた服が山積み。(まとめて洗濯に出されるのが嫌で、余裕のある時に洗濯しておいたら「なんで勝手なことするんだよ」と怒られた。)
余白もほとんどないようなチラシは増える
一方。段ボール何箱あるの？

不要品で埋め尽くされた家。
なんでもその辺に置くからどこもかしこも
山がある。

頭がおかしくなりそうだ。

あまりにも長く続くこの状況を聞いてほしくて、改善策があったら教えてほしくて
人に話したことがある。

「人は変えられないわよ。」
「自分で選んで好きになった人でしょう？」
と。

そりゃそうなの。その事実はそうなの。
変えられないことなんか分かってる。
たしかに好きになった人ではある。

悩みは悩みと捉えられず、
ただの愚痴になってしまった。
逆に責められてる気にもなる。

カサンドラの方々のページを見た時、
「私、辛かった。と思っても良かったんだ。」と感じた。

アスペルガーは病気ではないそうだ。

…なんか、ズルい。と思ってしまった。

こちらがどう対応しようが、
どれだけ我慢しようが、
子どもたちを捲き込んで試行錯誤しようが、やることなすこと結局は怒りで返されここまできたけど、今後も同じなんだ？

伝言を伝えれば一度では伝わらず、しまいにはキレ気味にしつこく確認される。
そのやりとりが苦痛になり、メモ書きで伝言したけど確認の行為は変わらない。
5分の間に何度も鍵の施錠を確認し、
外出時も確認行為が多すぎて一度で出発
できたことはない。
何かを思い悩むような謎の発声。
…年々酷くなってる。
どの団体にいてもいつも不満を持ってる。
職場のことで面白い話しを聞いたことがない。初めは「なんでこの人の周りはいつもそんな人が集まるんだろう？」と思っていた。たぶん、そうじゃないんだ。

この記事を書き始めてから数日経った。

今の私は
今まで、自分が色々気にして自分に制限をかけてきたこと、我慢したこと、怒りの空気を避けて先回りして気を使ってきたこと、
夫に対する思考が私の頭のほとんどを占領していること、全て、今までのそういった全てが、もうどうにもならないことだったんだ。と思った。

何か変わるかもしれない。としてきた
この長い時間は、私がどうにかできるもの
じゃなかったんだ。と分かった。

じゃあどうする？


何をしても変わらないなら、何をしても怒りや空気の悪さを避けられないなら、

もう何も考えず、もっとパーっとバカみたいになりたい。もっと楽しい人だったはずの
昔の自分でいたい。


苦しかった。辛かった。頭の中の圧倒的なモヤモヤをもう祓いたい。

そう思った。

そして、何かに属することに良い意味で
無関心だと感じていた自分は、
自分の意思だけではどうにもならない状況になった時に、こんなにも惑わされている。

所詮、綺麗事を言ってただけのような
気がしてる。

この先の私はこれから何を思うのだろう？

ただ、
「お手上げだ。」と、
肩の力は今までより抜けた気がする。

*マンネンロウさん、(勝手にお名前を出してすみません🙇)とても大事なことに気づける良い機会を与えて頂きました。
またお邪魔致します🙇

*浅い知識しか持たないまま、診断を受けたわけでもなく、それをする予定もないのに、
自分の感情だけを考えて書いてしまいました。読んだ方で不快な思いをされている方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。