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ばあちゃん、母、🐶、豆まきの日、その時私は何を思っていたか?

ばあちゃんのこと

昨年10月。リハビリを頑張り、再び歩けるようになって無事退院したばあちゃん。
退院後10日程経った時。立ち上がろうと
テーブルに手をついたら、滑ってしまい
尻もちをついたらしかった。
ほんとに些細な日常の出来事。
しかし、それが再入院に繋がってしまった。
腰を圧迫骨折してしまったのだ。

再入院して、4ヶ月とちょっと経った。
今は誤嚥性肺炎が心配なので、嚥下のためのリハビリをしつつ、お楽しみにゼリーを少し食べる以外は点滴で過ごしている。
起き上がれるようになり、車イスに移動することもできるようになったが、食べることができず、医療的ケアが必要な日常であるため、一般病棟から療養病棟に転棟になった。

認知症の症状はその時々で違っていて、面会の時に全く別の人と認識されていたり、はっきりと理解していたり様々。
夫は自分を見て父親の名前を呼ばれたことに非常に憔悴して帰ってきた時もある。
でも、私は「次に会う時はきっと大丈夫だ」と思ったし、夫にもそう伝えた。
その予感は当たって、次の時には夫をちゃんと息子として認識し、色々と会話ができたらしい。夫は、状態に波があることが分かってからは、その後の面会でまた忘れられてしまってもズンと落ち込むことはなくなった。

私は、「大事なのは何か?ってことを自分の中で思って、状況によってその考えを柔軟にしていこうよ。」と提案した。
高い望みを抱えて、一喜一憂することで自分が乱れることを私は娘との日々で既に知っていたから。
今は、面会で会えた時に、自分のことを誰だか分かっていなくても、たくさんおしゃべりして、いわゆる「元気」ならばそれで良し!と思うのはどうだろう?自分をわかっているか?わかっていないか?そこだけを重要視して、その日のばあちゃんの様子を感じられないで帰ってくるのは悲しいと思ったから。

世間がコロナの緩和で自由が増えても、
病院の面会は相変わらず制限が多い。
面会の日数も人数も考えると、私が面会に行ける日はほとんどない。ばあちゃんが現状を保ってくれている間は、できるだけ実子が会える方が良い。夫と、義姉がたっぷり会ってくれればいい。もう少し面会が緩和されたら私も翔んでいくからね!


私のお母さん

私の母は、住居型のホームに入所してから
2年ほど経った。やはり認知症がひどくなり同居の姉の高血圧が「測定不能」のマックスになってしまい「私が死んじゃうわっ」という事があり、姉妹会議を行って決定した。
母のことはあとでゆっくり書きたい。
昨年末面会に行った時、私の顔を見て、ニコニコしながら「あーー。思い出せねぇ」と言い、ヒントを出しても出てこないので
「もう忘れててもいいよ!」なんて笑って話してるうちに突然ピンときたらしく、帰る前に次々と蘇ってきてくれた。
元気で良かった。ずっとニコニコしてる母を見て、たくさんの人に囲まれて楽しく過ごしている今の環境と、スタッフの方々に感謝した。その後すぐ施設内でコロナ感染があったため、また面会ができなくなった。
それから2ヶ月経った先日のこと。
発熱と嘔吐のため、病院に入院することが決まった。と連絡があった。その日、娘の通院日で、長女も仕事が休みで同行してくれることになっていた。午前中は娘の通院。その後帰宅してから長女に二女をお願いして、すぐに母の病院に向かった。スムーズに行動できる日で良かった。
病院に着き、手続きのため病棟に通され、
経緯の説明を聞いた。
「病院に着いてすぐ『帰りたい』って言ってました。今は点滴して落ち着いてますよ。
少し会っていきませんか?」と嬉しい言葉に
喜んだ。
体調が悪くて入院したわけだから、そのつもりで、そっとカーテンを開けて覗いた。
…まったくグッタリする様子のない母がいた。
「なーに!来てくれたん?」と満面の笑顔で、しかもしっかりした声で迎えてくれた。
私の手を握ったきり離すことなく、ずっと笑顔で、「もう、そろそろ…」と終わりを催促する看護師さんを2度無視し、母は喋り続けた。
(私の)長女は嫁に行ったか?まだ行くな!
二女は元気か?長男は言うことを聞いてくれるか?今日出されたお茶が不味かった。
いつまでもここには居ないからね!等々
とにかく元気だった。心配していた分、安心する気持ちは倍以上になり、逆に元気をもらえた。
入所先がまたコロナで面会禁止になったので、入院中に病院の面会をフルに利用することにした。


ハルちゃん🐶

脱走を試みるまでに回復したハルちゃんは、
すっかり元気になった。
今は足元のふらつきも殆どなく、少しずつ散歩もできている。
今はまだ、この寒暖差がまだ少し厳しい。
外に出たがるけど、寒さもきっかけのひとつらしいので、思うようにならない。
けど、尻尾をブンブン振って、その勢いでお尻までブンブンしちゃってる様子や、ガツガツとゴハンを食べる姿をみると、本当に良かった。と泣けてくる。
春の暖かい日が待ち遠しい。


豆まきの日の長女

私の大好きな豆まきの日。
実は今年は非常に複雑な豆まきだった。
長女が、、彼と別れた…
彼と長女は同じ誕生日というなんとも運命的な人だと感じていたこともあり、息子のような気持ちにまでなっていた。
いや、しかし、娘の気持ちもよく分かるし、彼の状況も考えると、彼の気持ちもうっすら理解できる。…タイミングかなぁ。
数年後に付き合っていたらまた少しちがったかもしれない。
でもね、恋愛に関する様々な思いを経験することができたことに心から感謝してます。
私は長女の幸せについての思い入れが強いのです。(過去記事の「2000年8月7日…」良かったら探して読んで下さい)
幸せでいてほしい。
そのために、恋のハラハラやイライラやムカムカも知ってるのと知らないのとでは幸せの中身もきっと違うから。
「若者よ!今の気持ちのモヤモヤを豆に込めようじゃないか!」
今年の豆まきは弱った心で精一杯力強く
涙声を滲ませた大声で行ったのでした。


※なかなか投稿できず、ほんとはそれぞれを記事にする予定でした。
少しずつでも近況を書いておきたくてまとめてしまったけど、
数ヶ月の間のことだけど、その時々で事が起これば悩んだり考えたり、少したてば考えが変わったり落ち着いたり、色々あるもんですね。今がまたこれからに繋がる日々なんだろうなぁ。と改めて実感しました😌

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