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富士登山最高すぎるて

富士山に登った。山頂まで登った。
登り始めるまでは普通の山登り感覚でいたけど、富士山は違うかった。いろんな意味で特別だった。


登るまでの経緯

ドイツの留学生の友だちと登った。🇩🇪

私たちは、普段朝とか夕方とかなんなら授業の空きコマとか一緒に走る仲で、「日本にいる間にMt. Fuji登りたい」って聞いたとき、もうこれは一緒に登るしかないと思った。
帰国まであんまり時間がなかったから、テスト最終日の夜行バス取って次の日に登った。ナイス行動力😀

彼女は実は山のプロで、先週も日本アルプス登ってるし、山で激寒の中テント泊してるくらい強い。なんなら今日帰って今週末また日本アルプス登るらしい。というか、本当のアルプスに高校卒業後にお父さんと登ったらしい。すごい。ほんまに尊敬。

それに対して私は、学部の実習で山行って石取ったり地質構造スケッチしたりしてるのが最大レベル。すなわち山登り経験は皆無に近い。あと高校で登ったけど。くらい。

でもトレッキングシューズとかの山装備は、ありがたいことに昨年雷雨⛈️の中、富士山強行登山した母親(異次元)のおかげで揃ってて、ほとんど何も買い足さずに行けた。

行動食1日何キロカロリー必要か、とか、これは持ってった方がいい!とか、全部教えてくれた友だちに感謝しかない!!

富士山は水がないから、500㎖の水が500円もするって聞いて、(トイレも1回¥200か¥300!!)

・アクエリ1ℓ
・ポカリ900㎖
・経口補水液500㎖
・水500㎖×2

担いでった。
リュックの重さは全部で9.1kg。重っ!

行動食
2日間で余裕で食べ切った。1日2000kcalくらい。


1日目(出発〜山小屋)

結論から言うと、ばりしんどかった。が、それ以上にとにかく楽しかった!!!でももう1回は登らんかな!!

ルートは吉田ルート。
・標高差: 約1450m
・距離: 約14km

山小屋が、個人やと予約解禁されて即埋まってたから、30人のグループに参加。日本人は私だけやった🇯🇵🫶

いろんな国の人と山登りながら、将来のこととか、宇宙のこととか、深い話もできてすごく良い選択だった!


出発〜六合目

最近あんなに走ってたはずやのに、酸素薄くてすぐ息切れしてめちゃめちゃ不安なった。やっぱり山慣れてないと高山病かかるで!とか母にビビらされまくってたから、ひたすら呼吸整えて初めは無心で登ってた。

でも2〜3時間登ってたら心の余裕出てきて景色楽しめてきて周りの人とも仲良くなり初めて、ちょっとずつ楽しめてきた。

心に余裕ができて撮った1枚目の写真

でも、さっきまで頭上にあった雲(上の写真)の中に入ったとこから、ちょっと先がなんも見えんくて一生進んでないみたいな気持ちなった。

霧やー!!とか最初ははしゃいでたけど、これは雲なんだって気づいて、でも雲も霧も水滴で。自分がその水たちもより下にいたら雲で、中に入ったら雲で、上に行ったらラピュタか。とか思った。なんやそら。

雲の中

六合目〜七合目

六合目すぎたら岩場が永遠続いてて、脚しんどいんと昨日雨降ったらしく、ちょっと滑って怖かった。
でも、岩場で足元ばっか見てちょこちょこ登ってたら気づいたら雲の上おって、ああ何事もこうゆうことか、って思った。

岩岩岩って考えてたらさっきの雲超えてた

七合目まで来るともう景色がすんばらしい!!!

七合目〜八合目

こっからが酸素うす〜ってめちゃくちゃ感じてきた。普通に歩いてるだけで心拍数バクバクに上がる。この辺で高山病なってる人増え出した。
(altitude sicknessが「高山」の日本語から連想すると毎回思い出せんくてあーあのあれあれってなってた)

ここは「周回走の5周目やったらこんなとこで止まらんやろ」って高校の体育思い出してなんやかんや耐えた。

雲と対等の立場まで来た


still enjoyable ah? yeah, みたいなやり取り何回かしたけど、本音で言うと全然enjoyどころじゃない時あったんは内緒🤫


日も沈んで、ヘッドライトつけてひたすら歩き続けて、私らの泊まる本八合目山小屋に到着!!!

見ろ!人がゴミのようだ!(見えない)

トータルで言うたら、13時に出発して、20時くらい宿着いたから、7時間くらい。間に10分休憩何回かと、ちょい長めの45分1、2回かな?

途中で、グループの中の3人が高山病でリタイア。寂しい。八合目の山小屋の中では1番上のとこやったから、他の山小屋通るたび「うわああここでもう休みたいいいい」ってなってた。。

でも着いたら一気に疲れ吹き飛んでトモエ館をモエ館にできるくらいには元気やった。

MOE KAN
夜ご飯ハンバーグ🍛!最高!一瞬!
めっちゃ赤い月と河口湖花火大会同時に見れた🤩

寝てる時は呼吸浅くなって高山病なりやすいらしい。そもそも仰向けやと溺れそうやった、なんか息吸えん、みたいな。やから高い枕にうつ伏せで首折れそうなりながら寝た。

2日目(登頂、高速下山)

ほんまにどこでも寝れるタイプやから、朝起こされるまで爆睡。

高山病の症状もないし、首は折れてなかったし、よし!って感じで朝から(3時15分)テンション高めでブラジル人のお兄さんとばり喋りながら準備。🇧🇷


20時過ぎ夜ご飯食べたのに3時半には食欲湧いてきて自分元気すぎて困った。

相棒・ごろグラ

本八合目〜山頂

まだ真っ暗やしびびるほど寒い🥶
超極暖、ダウン、ウインドブレーカー、ネックウォーマー、手袋、、って最大限の防寒して出発。
ほんまに真っ暗やからヘッドライトの灯しかないし、酸素どんどん薄なるし、やばいと思った。これは全然enjoyableじゃない思った。

30分くらい歩いたとこで、2人高山病の症状で吐いちゃって山小屋に下山。一緒にここまで頑張ってきたがためにほんまに寂しかったし、一緒に登頂したかった。

ちょっとずつ明るくなってきた

私らのグループは、日の出は元から山頂じゃなくて向かいながら見る予定やったから途中でスタンバイ。

ドキドキ。

ちょっと太陽のおでこが見える
whoa…amazing

みんなで道に寝転がって、太陽ピッカーンってなった瞬間に目見合わせてwhoa…って感動して、そんなみんなの顔見てたらほんまにほんまに幸せな気持ちでいっぱいでそれはほんまにunforgettable moment😮‍💨

そっからは太陽が上がるにつれてテンションも上がってきて、Carpenters の Top of the World とか歌いながら陽気に登ってたら、さすがに息切れて後半しんでた。マラソン大会で1周目飛ばしすぎて最後がちで恐竜の子供みたいな走り方してる小峠かと思った。
(「アメトーク 小峠 恐竜」で 🔍)

ぶっ倒れそうなりながら撮った1枚

疲れすぎてなんか変な角度の登頂石碑の写真しかないんやけど、やっと登頂‼️🥹🗻🗻うれしい!!!

登り切ったら「山頂」グッズとかスタンプとか石碑とかで溢れてて、あぁ自分富士山登ったんか、って急に実感湧いてきてまためちゃくちゃ元気なった。

自販機の水¥500
カップラーメン¥1000

ほんで物価がスイス。

もちろん何も買わんと、2日目の分の飲み物まで担いできた自分に感謝して飲んだポカリは体育で一生終わらんバスケのリーグ戦した後の冷水機の水くらい美味しかった。

下山

下りは人によって差が出るからグループやなくて各自で下山やった。

山のプロである私の友だちは、unconsciously, i would get to descend faster and faster, so.. just let me know if it’s too fast for u
みたいな前置きからの、がちで下山プロすぎて、私は最初の方まじで1分ごとくらいに滑ってこけかけた🤣

でもコツ掴んでからは元気になりすぎた私ら2人、ほぼ走って下山した。タイムトライアルか。

下り始めに撮った。これが最後。ひたすら下山。

ダントツでグループトップで下山して、数分後到着したインストラクターのお兄さんにもyou two descended too fast to catch up!!言われた😜

予定の半分くらいの時間で下山したから、集合まで時間ありすぎて、いっぱいポストカード買って富士山から出せるポスト📮(🗻印鑑押してくれる!)におばあちゃんとことか自分に向けての手紙書いて投函。
最後に、ドイツ語でメッセージ書いてくれたけど自分のレベル追いついてなさすぎて読めへんかったからこの夏休み中解読できるレベルまで🇩🇪🙌

新宿って言いながら新宿駅から徒歩25分やった温泉♨️

教訓

やっぱ何事も出会いとチャンスを見逃さないことやなあって思った。
今回の富士登山も、誘ってもらわんかったら考えもせんかったし、そん時の気分によっては「富士山か!ほー!がんばれ〜!」で終わってたかもしれん。

でもなんかわからんけど、聞いた瞬間に「これは行かな一生後悔する」って思って行くって決めてからは嫌でも走ったし、一緒に頑張る人がいたからしんどいどころかめちゃくちゃ楽しかった😆
テスト期間バタバタの中、2人で時間合わせて昼休み坂ダッシュして「これよりしんどくはないやろ〜」とか言ってたのもすごくいい思い出。

次はガチの(Europe)アルプス行こって言ってるから、それに向けてもうちょい高山トレーニングせななあ、とか思いつつ、学部も専攻も含めがちで冒険家なる未来見えてきてそんな将来も悪くないなあ、とか考えつつ、まあとりあえず海やなあ、ってことでこの夏がんばろ💪🌊

あと「次はグループじゃなくて2人だけで登りも行ってみて何時間で行けるか試してみたいね」ってお誘い受けたけどさすがにストイックすぎて高山病で七合目から小峠なると思うからwell.. you can carry me in your backpackってことで私はもう今回で十分かな!!!


とか言いながら誘われたら登るんやろけど。



Anyway! Lots of Love🗻❤️❤️❤️

2023.8.6

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