ディラン わたなべ

哲学を実践的に愛する謎人 MID-FM(76.1MHz)DEEP9fridayパーソナ…

ディラン わたなべ

哲学を実践的に愛する謎人 MID-FM(76.1MHz)DEEP9fridayパーソナリティー

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ディランの哲学的出発点

自我が目覚め始めた中学生のころ、 周囲と違和感を感じながら生きていた。 学習についていける、いけないといった日常ではなく (もちろん、ついていけていないのだが・・・) 自身が何者なのか。 何のために生きているのか。 中学生にしては、かなり早熟だった。 そして、不器用だった。 ストレートに、疑問を周りにぶつけ、 反感を買った。 中学生なりの考えや行動をすればいいものを 背伸びして、足らなければジャンプして おとなの世界を見たかった。 斜に構えて世界を見るようになった

    • AIに聞いてみた

      DEEP9friday4週目担当:ディランわたなべです。 チャットGTPをはじめとする「生成AI」に 「ディランわたなべ」は誰なのか、尋ねてみた。 2か月間、ディープラーニングさせると、これくらいの内容で出してくれる。 つまり、生成AIで出てくる「答え」は誰かが学習させている内容なのだ。 もし、悪意を持って学習させたら? もし、間違った内容で学習させたら? この「生成AI」の正体は、「インターネット検索をスムーズにするツール」 でしかない。 世の中に出てきたデータ量

      • 順番を守らないアイツ

        Nは予備校で知り合った。 お互い学校が合わず、ひねくれていた。 Nは3つ年上だった。 10代の3つは、大人びて見える。 Nは難病だと知ったのは、知り合ってからしばらくしてからだ。 人生に明日が無いかもしれない恐怖と戦っている素振りは 当時は無かった。 「おい、パチンコやったことあるか?」 ふいに聞かれた。 15歳だった私には、そんな経験はなかった。 まるで保護者「兄」のように、連れていかれた。 まったく、わからない世界だが、世の中を斜に構えて 見ていた私には、大人びた

        • 夏休みと平均値

          おとなの夏休み。 響きは、とてもいいが、大人になって夏休みはほとんどない。 この夏休み付近になると「観光に使う平均金額」とか「平均気温」とか 「平均」という用語がたくさん出てくる。 どうも「平均」値付近に、自分の数値があると、安心するらしい。 突き抜けすぎても、見劣りしすぎていても、不安なようだ。 例えば、平均寿命よりも短命だった場合、 「まだ若いのに・・・」と耳にする。 その人に運命づけられた期日の一日も早くなく、一日も遅くない。 ディランは、運命論者ではないが、

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        ディランの哲学的出発点

          万年筆が好きだったころ

          DEEP9Friday4週目担当、ディランわたなべです。 ラジオ、カメラ、ときたら、 次は万年筆にハマる。 実年齢は若いはずなのに、 レトロ思考らしい。 特に、人類の叡智が、集大成されている アナログ的なメカニズムに弱い。 そこには、人類が、地上の現象を つぶさに観察して、原理を突き止めた 歴史がある。 万年筆は、毛細管現象を取り入れている 筆記具だが、最大の発明は、 軸にインクを詰めたこと。 そこには、液体を漏れないように、 精密に加工されたインクタンクがある。

          万年筆が好きだったころ

          カメラが好きだったころ

          DEEP9friday4週目担当:ディランわたなべです。 ラジオ大好き少年だった話は、放送でもたくさんしている。 が、ちょっとここで、次回以降でお話しする先行ネタ。 ディランが、大学生だったころメカ好きが行き過ぎたのか 「カメラ」にはまっていった。 デジタル移行する前の「フィルムカメラ」。 お気に入りはオリンパスPEN-FT 最近デジタルカメラで復活したようだが、 当時でも、骨董領域のカメラだった PEN-Fがお気に入りだったのだ。 メイン機は「ニコンF90X」

          カメラが好きだったころ

          最後の電話級

          DEEP9friday4週目担当:ディランわたなべです。 ラジオ少年だったディランは、受信だけでは飽き足らず、 とうとう無線技士の免許を取ることに・・・ 平成2年の「電話級アマチュア無線技士」 ディラン少年が受けた試験は「最後の電話級」 次の試験からは「第4級アマチュア無線技士」となった。 記念すべき最後の電話級。 といっても、技士免許を取っただけで、開局免許を 今日にいたっても取っていない。 これまでの経過をお読みいただいた方であれば、 お気づきだと思うが、ディラン

          青木雄二「ナニワ金融道」

          DEEP9friday4週目、6月の1冊は 「ナニワ金融道」 原作は漫画なので、シリーズとしては結構な冊数がある。 番組では「お金の本質が書いてある」 と話したが、 伝わっただろうかと、放送後心配。 6月放送は「ディランは悪魔だった?」 がテーマだったので、  何やら裏街道の話かと思ったリスナーも いるようだ。 人間が言葉を話し始め、 様々な生産力が上がってくると、 余剰品が出てくる。 この余剰品を必要なところに持っていき、 別の必要なものと交換する。 必要なものが見つ

          青木雄二「ナニワ金融道」

          あんなに軽快に話すのに・・・

          DEEP9friday4週目担当:ディランわたなべ。 こう見えて、極度の人見知り。 なのに、ここ20年ほど営業職を生業にしている。 新しいお客様に、向かっていくには、 勇気が出るまで、結構時間がかかる。 知らないお店で食事するなど、かなりのストレス。 チェーン店が無いと、一日中食べずに終わってしまう。 地方に出張する際、考えなくてもいいように 用件を詰め込んで、仕事が終わると最終で帰る 段取りにすることが多い。 宿泊費の節約ではなく、夜間の外食がストレスなのだ。

          あんなに軽快に話すのに・・・

          ディランは悪魔だった?

          2023年6月deep9Fridayでは、 「ディランは悪魔だった?」 をテーマに話した。 悪人ではなく、あくまで、悪魔。 ラジオ少年だったディラン。 その時代によく聞いた番組が、 「デーモン小暮のオールナイトニッポン」。 当時の斜に構えた少年の波長と、 デーモン率いる聖飢魔IIの波長が、 マッチしていたようだ。 30年ぶりにモノマネしてみたが、 似ていたのだろうか。 デーモン閣下の声真似は、わかりやすいが、 聖飢魔IIの音楽性は、あまり語られることがない。 ディ

          ディランは悪魔だった?

          ゲルマラジオ作ってみた・・

          ゲルマラジオ。 久しぶりに作ってみた。 30年ぶりである。 「はんだごて」をもつのも30年ぶりで、 感覚が戻ってこない。 イモハンになるのを気お付けてやったつもりだが どうも、イモハンぎみである。 とりあえずAMラジオが、あっさり鳴った。 近所にAMラジオ局の送信所があるので、 バリコンをどうまわそうとも、その放送局しか入らない。 が、電池不要・長い金属をアンテナにできれば、 なんとかなる。 イヤホン(しかもクリスタル)を鳴らすのが精いっぱい。 万人向けではないが

          ゲルマラジオ作ってみた・・

          ゲルマラジオ

          パソコンすら専門的な呪文を打たなければ動かな時代かった時代 お金の余裕もなく、親にねだるのも限度があった。 今あるもので工夫をするか、小予算で部品を探して手作りするか ディラン少年は、日々考えを巡らせていたわけである。 世間を少し斜に構えて生きていた少年は、 オトナにあこがれながら、頭脳も器用さも追いつけていけず、 どのように「見た目だけ立派にできる」か、 今思うと、恥ずかし限りである。 ラジオ少年としては、自作ラジオが高性能であってほしいが 高性能を作れるほど知識は無

          ベリカード

          ラジオを聴く。 推しの番組や、語学の勉強。 交通情報や天気。 目的はさまざま。 ラジオ少年ディランが、松本隆「微熱少年」を ジャケ買いしたのも懐かしい。 ラジオを聴くことそのものを趣味にすることを BCL(ブロードキャスティングリスニング)といった。 趣味が進むと、聞くだけでは飽き足らず、 放送局からの電波を受信し、その内容を報告規則に 沿って報告すると「受信確認書」なるものが送り返されてくる。 この確認書が「ベリカード」である。 ベリカード集めが、BCLの究極の

          両親のレガシー

          両親2人とも、あの世へ見届けた。 父親は20年前で、まだ親がいなくなる覚悟なく 心に穴が開いていた。 母親は、昨年見送った。 自分が親世代になり、なんとなく理解できた。 両親が残したもの。 思い出や財産やいろいろあるが、 「不渡手形」が出てきたのは、結構驚いた。 父が、以前に経営していた会社の裏判がある。 自己手形ではなく、回り手形だった。 父がなくなったあとも、母は捨てなかったようだ 不渡の耳もついていて、銀行の消込もあるので 振り出した会社が倒産した時に、 買

          竹内謙礼/青木寿幸「戦略課長」

          DEEP9friday4週目、放送5回目の紹介本は、 竹内謙礼/青木寿幸「戦略課長」。 会社の危機を救うため送り込まれたのはロボット取締役。 主人公:美穂は、様々な指示・命令をこなし、 事業を成功に。 といった、サクセスストーリー。 会計ノベル「会計天国」の作者による第2弾。 放送では、エンディングシーンで、ロボットが力尽きながらも 「人生には時間の限りがあるからこそ、優先順位を決める  そして、決めたならば人生をかけて取る組むこともありだと」 解いた。 ディラ

          竹内謙礼/青木寿幸「戦略課長」

          「最近ラジオ聞いてるのよね」

          普段の生活では、もちろんディランではない。 行きかう人々も、となりのトマトを見ているオヤジが ディランだとは思うまい。 先日、久しぶりにお会いしたご夫婦がいた。 古くからの知人で経営者だった。 今はもう、息子さんに経営を譲られ、リタイア生活だという。 自動車免許も返納してしまい、電動自転車にしたが 坂がおおい地域なので、やはり外出は少なくなった様子。 自宅のお供はもっぱら「テレビ」とおもいきや、 ラジオなんだそうだ。 「テレビは見てないといけないし、音楽だけ聴いてもい

          「最近ラジオ聞いてるのよね」