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ケチケチしないで

両親に病気のことを話した時
「お金のことは気にしないでいい」
と言われた。

いやいや…がん治療って
結構お金かかるよ…
実際、いくらかかるかも分からずに
そう言うのだ。

妹に病気のことを話した時も
「なんかやれることあったら言ってね、お金とかもさ」
と言われた。

驚いたし
家族って本当にありがたいと思った。
私が逆の立場でも
同じことを言うだろうか?

お金の不安は大きい。
骨転移してしまった以上
寛解は難しい。
治療は一生続く。
ちゃんと働けるかも分からない。
そうでなくても
そんな裕福な暮らしをしている訳じゃない。

そう。
裕福じゃない。
だからいろいろ備えてきた。
貯金もしてるし
住宅ローンも保険も
5、6年前に見直した。
iDeCoもやっているし。。。

でも、その備えのせいで
普段の生活は…
余裕はない。
これって本末転倒?
いや、余裕がないのは
私の気持ちなのかもしれない。
実際、貯金を切り崩すようなことは
まだ無いんだから。

散歩に出た。
コーヒーが飲みたくなった。
いつもだったら
「家に帰ってから飲もう」

でも、
コーヒーを飲みながら
外で「書くこと」をしたかった。
職場の人へ「抗がん剤始めます。けれど働きますので引き続きよろしくお願いします」の手紙。そしてnote。

コーヒーショップに立ち寄って
今、この記事を書いている。
外って結構集中できるんだよね。

「楽しいこと、面白いことを増やす」
と決めてから、
ケチケチしても仕方ない…と思うようになった。
お金はかかる。
けれど300円のコーヒーをケチったところでどうしようも無い。
むしろ楽しいんだから
それに変わる薬はないでしょ。

贅沢はしない。出来ない。
でもケチケチしない!
楽しまなきゃ。
いつどうなるかわかんないんだから。




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