見出し画像

僕は村田沙耶香が好きな大学生#11

こんばんは。僕は村田沙耶香が好きな大学生です。

最近読んだ本で、僕が今までの人生で築いてきた常識がぼろぼろと崩れていった作家さんを紹介します。

それが村田沙耶香さんです。

『コンビニ人間』

僕が初めて村田沙耶香さんの著作で読んだものが『コンビニ人間』です。

僕はこれをAudibleというアプリで聞きました。声を当ててたのは、テレビによく出ているオアシズの大久保さんでした。

正直言って、その役がどハマりでした!

大久保さんの人生経験豊富で落ち着きのある声が、主人公の社会に順応したくても難しく、でも別に本人はそこまで大事には考えていない、微妙な心情の揺れを見事に表現されていて、村田沙耶香作品と大久保さんの声に感動しました。

村田沙耶香作品は、その狂気性が読む人を虜にしていくものだと思うが、この作品を初めに読むと、ちょっと狂気性のある主人公に違和感を持つ人が多いのではないかと思います。

それでもこの作品は、初めて村田沙耶香作品を読む人にはおすすめします。理由は一番軽い狂気性があるからですq

『消滅世界』

二つ目におすすめの作品は『消滅世界』です。世界から「家族」や「セックス」が消えて、人工授精が当たり前になった世界。結婚相手と致したら、近親相関になってしまい、結婚相手以外に恋人を持つことが許されている世界。

自分の中にある「当たり前」が通用しない本なので、初めはその異常さに戸惑ってしまいます。

でも、近い将来にもしかしたらこのような世界になっているかもしれないという希望を見出すこともできます。内容が受け入れがたくて絶望的でも、いずれ社会がそうなっていると大多数の人は、順応できてしまったのが歴史の流れです。

まとめ

村田沙耶香さんの作品はどれも「当たり前」を揺さぶってくる作品なので、はじめに読んだ時の嫌悪感は強かったです。でも中毒性は間違いなくあります。

それでは、また次回の投稿も読んでいただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?