8 高貴なる者の務め~「自律神経がすべて解決してくれる 」

 占いを有料で行わないゲッターズ飯田氏を近くに見た時、オーラも感じない代わりに占い師特有のいかがわしさも感じなかった。占い師の中には客に不安になることを言い放ち依存させる者も少なからずいるが、彼の本質は研究家気質の作家なのだと感じた。「運が悪いと言って幸運になれた人はいない」という言葉から「運」をコントロールしているという自負を感じた。
 
 占いよりも、「私は幸運になる」と決意をすることが重要であるのなら、占い師とは顧客に「幸福への決意を提供する」存在だと言える。往々にして占いにはまる人は「運とはコントロール不能の得体しれぬもの」と捉える傾向にあり、その認識方法は自律神経にも悪い影響を与える【参考文献:「自律神経がすべて解決してくれる  」小林 弘幸 (著)】。
 つまり逆説的だが、占いに頼る必要のないマインドが占い上の商品なのである。氏によれば「成功者の多くは成功前から寄付を習慣としている」そうである。それはまぎれもない彼自身の実話なのだろう。

 なお資産家の関心が高いことの上位に「寄付」が挙げられている。彼らは、利益金の分配が適正であるから継続的に資産を増やし続けることができたのである。
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