神は見返りを求める

映画「神は見返るを求める」ムロツヨシさんが主演していたこともあり、プライムビデオで鑑賞した。
良い人が馬鹿をみるというのをそのまま映画にした。という内容で後味が悪すぎる。あの映画で一体何を言いたかったのか?メッセージ性の部分が不明だった。原作者の意図が分からなかった。監督の思いも分からなかった。あんなくだらない映画を作って、世に出して何をしたいんだ?と思った。正直ハッピーエンドでなくてもいい。バットエンドも良いのだけど、その中に何かしらの希望があって欲しい。
狂った世界を更に狂っていくような世界観やストーリーは見ていてヘドが出て来そうになる。ホラー映画として恐怖を更に恐怖させるための布石ならまだしも、どちらかというと、サクセスストーリーと言って良い内容であるからこそ、もっと爽やかさとか自分を省みるところとかもっと強調して欲しかった。あの映画に出てくる人たちが増上慢で、天狗の人ばかりなので「お前もか」と言いたくなる。ゆりチャンネルがバズったのはオレのセンスのおかげでしょ。センスのないあんたを持ち上げたのは私ですけど。みたいなことをほざいているデザイナーの鼻をへし折りたくなる。

お金にだらしない男が出てきて、ムロツヨシがお金を貸したり、保証人になってあげる。もう、お金は貸せないと断ったら、そいつは自殺する。一体何なんだ?と思う。

神は見返りを求める。そのように見えて、実は無償の愛とは何なのかというのを示唆する映画であって欲しかった。それを期待してみていた僕が、バカだった。
なので、これから「神は見返りを求める」を見ようかなと思っている人がいたら、観ない方がいいと伝えたい。

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