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「モリのいる場所」

 2018年に見た映画。

 庭の存在が大きい物語やドキュメンタリーはいろいろ見たけれど、「モリのいる場所」が一番心の奥底まで届いた。

 30年もの間家からほとんど外に出ることなく、庭に生きる虫、草木、猫などをひたすらみつめ、描き続けた画家の熊谷守一が主人公。こんなことが可能だったなんてうらやましすぎる。家から出なくても生き物はたくさんいるし、人もたくさん出てくるし、画家は良いなあ。

 通勤も買い物も旅行も嫌いではないけれど、実は私も家から出たくない。ずっと家と庭で過ごしたい。でも家も庭も狭いから、活動の場所をもう少し広げたい。

 小さい畑を持ちたい。