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吹奏楽部 あの頃の目標

中学と高校の6年間、吹奏楽部に入っていました。

高校2年生の終わり頃の日記です。

日々の練習の目標を、箇条書きにしています。


①パー練で、ピッチと縦は合わせていく。
合奏は、他パートとのアンサンブルや、音楽的表現を練習する場です。最低限、パート内のピッチと縦は、パート練習できちんと合わせてから合奏に臨むこと。

②(後輩)をもっとよく見てやる。
高校から吹奏楽を始めた、ブキッチョな男の子の後輩でした。パートリーダーたる者、自分が上手くなるだけではダメ。後輩の練習にもしっかり目を配る、指導する。

③満足しない、怠慢にならない。
スポーツでもなんでも言われることですが、これぐらいでいいやと思ってしまえばそこで終わり。
もっと上手く、もっと良い音楽を。
もっともっとと貪欲に。

④意図をもった個人練習。
漫然と吹き続けるだけでは上手くならない。
目的意識を持って、意味のある練習を。


具体的な演奏面に関する目標はありません。
身構え・心構えに関する目標ばかりです。


6年間ホルンを吹いていましたが、あまり上手にはなれませんでした。
高校2年生の秋からパートリーダーになって、悩みながら、必死で、ひたすらひたむきに練習をしました。

吹奏楽部でのことは、今の私を形作った大きな要因のひとつだと感じています。

良かったことばかりではないけれど、10代前半という早い段階で、実力主義のシビアな世界を経験できたのは、貴重な経験でした。

そして、血の繋がらない他人から怒られる、ということを経験出来たのも良かった。

だけど、一方で、みんなでひとつのものに向かって突っ走る、逃げ場のない体育会系な世界に身を置いてきたことで、少しトラウマが残ってしまった一面もあります。

そんな吹奏楽部でのお話も、日記をもとに少しずつ振り返って、丁寧に文章に残していきたいと思っています。

ちなみにこの日は母の誕生日でした。
何かお祝いをしたのかな?

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