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今日も世界を浪費した


君を愛することも背することもできずにまた一日が終わる
誰かの幸せに縋ることすらできなかった

どうしようもなく過ぎ去る時間の速度に追いつけないままでいるんだ
冬の景色に取り残されて春を見ている

ねえどうしよっか
どっかにいなくなってしまう?
それともここで抱きしめ合って耐える?

君と二人で慰めあって傷つけあうことを
幸せだと感じていいのかな

モノトーンに染まった窓の外に絵の具を投げつけても
部屋の中で傘をさしても
この世界をしっかり生きた気がしないんだ

暴いても涙を流しても切に願っても
置いていかれる孤独には何も勝てない

哀悼歌を流そうか
誰にも聴こえない愛の追悼をしよう
無駄に流れた時も涙も全て透明に浄化するような歌を

お願い
君と一緒にいたい
それすらも浪費なのだろうか


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