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これを読んでいる人は、値段交渉というのをしたことがあるだろうか?日本人にとって、もしかしたら一生縁のないことかもしれない。私もネパールに来るまではそうだった。

ネパールにはタメルという観光者むけの市場がある。ここではネパールのありとあらゆるお土産が買える。そこで私は初めて値段交渉をした。買いたかったのは、母へのお土産のストールだ。2000円以内の予算で考えていたが、欲しかった商品の値段はなんと4000円。椎木さんの力を借りて2000円にすることができた。だがこれでは自分一人で値段交渉したとは言えない。

そこで再度買物と値段交渉の経験をするためにタメルにひとりで行った。ぶらぶらしているとある服が目に留まった。そのお店に入ると店主の人は日本語を話し気さくに話しかけてくれた。自分はそのお店でパーカーを買うことにした。店主に最初に言われた値段は3000円。そこから吉川さんに教えてもらった魔法の言葉「friend price」を使って2000円で買った。値段交渉ができたと喜んでいたが、店主の態度や価格に疑問を持った。そこで同じようなものを売っているお店に行き、「あなたならこれを何円で売る?」と買ったものを見せて質問した。すると言われた値段は自分が買った以下の値段だった。そこのお店の人いわく、値段交渉をする際には一旦他のお店で相場を確認した方が良いとの事だった。他にも色々買い物のノウハウを教わった。

正直最初他のお店で話を聞いた時、騙されて悔しいという気持ちになった。でもよくよく考えてみると、自分が値段を設定しその値段に納得して買ったのだからお店の人は悪くない。店主の物の売り方が上手だっただけである。吉川さんにこのことを話すと、値段交渉のやり方は最初お店の人に言われた値段の3分の1の価格をこちらが提示する。そこから店主と話し合い、中間または自分が最初に提示した値段に近くなっときに買うとの事だった。この経験は決して無駄では無いと思う。次からはこの経験を活かし、値段交渉をしていきたい。

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